花盛りの春本番ですね、いかがお過ごしでしょうか。世界は新型ウィルスにより混乱をきたしていますが、不安な情報に振り回されず、分け合う、助け合うことをしながら、落ち着いて過ごして行きたいですよね。そのために大事なことは心と体の健康です。過度の不安に負けない心の健康さ、ウィルスに負けない体の健康さを、改めて見直す時なのだと思います。
精神科医・藤川徳美先生という方がいらっしゃいます。この先生はうつ病やパニック障害などの患者さんを栄養で治してしまいます。多くの精神疾患の方は、1日20錠など、信じられないほどの薬が処方されていることをご存知ですか? でもこの先生は薬ではなく栄養で治してしまうのです。実際に先生がSNSで紹介されていた症例だと、うつ病で休職している男性に、プロテイン、卵、お肉、をたくさん食べる指導をしたところ、1ヶ月で別人になったとのこと。
幸福ホルモン・セロトニンはタンパク質(トリプトファン)でできているので、タンパク質を多く摂ると心が元気になります。もしかすると、自分は落ち込みやすく心が弱いと思っている人は、単に栄養不足なだけかもしれませんよ。また睡眠ホルモンはこの幸福ホルモンから作られるため、日中に元気で幸福に過ごせると、夜にたくさん睡眠ホルモンが出てよく眠れるのです。多くの精神疾患の方が睡眠障害に陥るのは、不安感や落ち込みで幸福ホルモンを作れない→睡眠ホルモンを作れないことが大きな原因です。
ところが現代人の私たちは、飽食の時代でいつでもお腹いっぱいですが、ほとんどの人がタンパク質不足で質的栄養失調と言われています。国立健康・栄養研究所のデータによると、現代の私たちが食べているタンパク質量は、戦後まもない1950年頃の人たちと同水準なのです。今は糖質など、他に美味しいものがありすぎるんですよね。
しかも筋肉、内臓、お肌、髪の毛、血管、血液など、ヒトの体のあらゆるものはタンパク質でできています。だからタンパク質を多く摂ることで、お肌がキレイになることはもちろん、体の質が良くなり強くなるので、慢性疾患が治ったり、体質改善ができます。当然ウィルスに負けない強い体にもなりますよね。また薬の効きもすごく良くなるため、減薬・断薬ができ、病気の克服にもつながります。さらにはタンパク質が満ちた体になると、糖質に興味がなくなるので、世間のみなさんが苦労している糖質制限もあっさりできるようになります。逆に糖質への欲求が強い人は、重度のタンパク質不足ですよ。
もうさ、タンパク質をがんばらない理由がないですよね? 心と体が根底から元気になるんですよ? それで不幸の8割は解決しませんか?
多くの人が糖質過多だし、それなりにバランス良く食べていたとしても、体質や症状を良くし、心と体を健康にするだけのタンパク質量は足りていません。だから効率よくプロテインなのです。実際に私自身がプロテインを飲むようになってから、お肌がキレイになったと褒められ、大便の量が増え(内臓の若返りが進んでいると分析)、スイーツに全く興味がなくなりました。
今回のウィルス騒動で、一番の予防は普段から健康で強い体であることだと実感しましたよね。何度も言いますね。私たちの体のあらゆるものはタンパク質でできています。もし嫌いでなければ選択肢の1つとして考えてみてください。今のプロテインは高品質な上にとても美味しいですよ。マッチョなお兄さんのためだけの飲み物ではないのです。健康、美容、アンチエイジングになります。
■プロテイン「あるある問題」を攻略するそこで実は、プロテインを飲むにあたり「あるある問題」があるので、私も飲んでみようと思われた方のために、私自身や私の生徒さんたちと試行錯誤して発見した、対処法をお伝えします(生徒さんたちにプロテインの強要は一切していないし、私もプロテイン会社から1円ももらってないのですが(笑)、タンパク質の重要性や効果を普段から伝えているため、7割の生徒さんたちが飲んでいます)。
特に大きな問題は2つ。プロテインを飲むようになると、①コロコロ便、便秘になる、②軟便、下痢になる、人がいます(ならない人もいます)。
1.コロコロ便、便秘になる
原因は食事からの油や脂肪が少ないから。かといって油&脂を増やす食事が難しい生徒さんが、『納豆にキムチのせてゴマ油たらり』を毎日食べるようにしたら腸がすごく動くようになったそうで、毎日スルリと出るようになりました。しかも彼女は、外出した翌日は油&脂&プロテイン効果で大便の量もすごく増えたそうで、お通じには油&脂が大事だと痛感したそうです。やはり外食は油&脂が多いですね。逆にほぼ毎日外食の別の生徒さんは、いきなり1日4杯ものプロテインを飲むようになっても全く便秘にはならないとのこと。コロコロ便や便秘になる人は、油&脂を見直してみてくださいね。
2.軟便、下痢になる
原因は胃腸が弱い、体のタンパク質不足がすすみ消化&代謝酵素が弱いから。ヒトの体内には500種以上の酵素があり消化や代謝の働きをしていますが、それら酵素はタンパク質からできています。だからタンパク質不足の人ほど酵素の力が弱く、パワフルなプロテインを消化&代謝することができずに下痢をしてしまいます。かといって十分なタンパク質を摂らないでいたら酵素が強くなれず、他の栄養素ですら活用できません。
だから大事なことは、今の自分が下痢をしない程度のギリギリの量を飲み続けて、少しずつ酵素を強くしていくことであり、飲み続けると段々と酵素が強くなってくるので、飲める量も増えてきて体も強くなってくると、藤川先生が著書の中でおっしゃっています。
そのためこのタイプの生徒さんは、プロテインの粉は規定量のまま、溶かす材料(水やお好みの物)を多くしてプロテイン濃度を薄くし、それを水筒に入れて、一日かけてチビチビ飲むようにしたら大丈夫でした。
いかがでしょうか。好みはあると思いますが、プロテインは本当におすすめですし、せめてお肉やお魚など、タンパク質を多く食べて欲しいです。ちなみにプロテインは筋トレ後に飲むと効率良く筋肉を育てられますが、ここでは栄養を補うことを目的としているので、いつ飲んでも構いません。ただし通常の食事+プロテインです。食事の代わりにしてしまうとまた栄養が足りなくなるので本末転倒です。
毎日ニュースでは新たな感染者数が報道されていますが、その一方で感染後に回復して治癒している人が増えているのも事実です。特効薬がないのに治癒するのは、体の状態を良くすることでウィルスの抗体ができ、ウィルスが体から排除されて治癒に至ると考えられています。ということは、仮に無症状で感染していたとしても、自分の体の状態を良くすることで、体からウィルスを排除していくことはできますよね。感染しない、させない取り組みの1つとして栄養もぜひ見直してください。『良く寝て、良く食べ、良く動き、良く排泄し、良く笑え』を心にとめ、どうぞ心と体が健康な人でいてくださいね!!!