一般は8月10日からの応募で、1500名を超える応募が殺到。
そのイベント会場に、我らがSJも潜入!
健全なファッション誌とはいえ、これからのゲーム・映像の世界を変える最先端技術を無視するわけにはいかないよね!?ゴーグルを使って3Dの世界で疑似体験!
全19のブースが出展されていた今回の「アダルトVRエキスポ」。
その内訳は、ザ・アダルトVR!と言うべき3D映像や実写動画を駆使した映像の作成に心血を注いでいるブースもアリ、VR機器そのものを作成・販売しているブースもアリ、アダルトな空気に乗っかってユニークなアイテムを紹介するブースもアリ…と、ブースによってさまざま。
まずは、メインとなる映像面でパワーを発揮していたブースを紹介していこう!
■なないちゃんとあそぼ!(VRJCC)
先日のコミケでも販売していたという、オリジナルのゴーグルとソフトを会場で販売動きに合わせて映像も動く!!キュートな「なないちゃん」の描かれたパッケージに誘われるがままに訪れたブースで目にしたのは、ラブドールに向かって腰を振る御仁と、なんとラブドールの向きや動きに合わせて移り変わる映像!

ラブドールを仰向けにすれば、映像の中の「なないちゃん」も仰向けに。
ラブドールがひっくり返されれば、「なないちゃん」も四つん這いに。
ただ目の前にバーチャルリアリティが展開するだけではない、視覚でも触覚でも行為を堪能できる画期的なVR体験となっている。
と、いうことで…。

編集部員も体験。
リアルなレポートの為である。
なないちゃんとの距離。
これが思ったより近い。

声も耳元のヘッドフォンから聞こえてくるので、まるで耳元でささやかれているかのようにリアル。
さらに、

体位を変えれば、なないちゃんも動く。
これが思っている以上にシームレスにヌルヌル動く。
後ろで見ていた他媒体の方からも「おおおっ!」と歓声があがるほど。

わずか3人という少数精鋭のサークルの手掛けたものとは思えない、高クオリティなコンテンツだった。
■フィンランドから来た女王様(ImagineVR)
国内外のクリエイターのコンテンツを紹介していたのが「ImagineVR」。
なないちゃんのようにラブドールのトラッキングには対応していないが、海外らしい緻密な3DCGによる(いろんな意味で)大迫力の映像には目を見張るものがあった。
ちなみに、コンテンツ名は「FEMDOMINATION - THE SLAVE (フェム・ドミネーション・奴隷編)」。
早速部員も体験。




やだ、これ客観的に見ると想像以上に恥ずかしい。
後のコンテンツでも話題に挙がるが、現状ラブドールの動きをトラッキングしたり、こちらの動きを反映できるコンテンツが少ないため、男性は基本寝転がった受け身の姿勢が多くなってくる。
今後の技術革新に期待というところだ。
■メイドさんをフルカスタム(KISS)

ただ行為を愉しむだけではない。
どうせならお相手して頂く美少女の細かい所も、自分好みであって欲しいではないか。
という願いを叶えてくれるオリジナルコンテンツ「カスタムメイド3D」で一躍有名となったメーカー「KISS」。
しかも、今回は独自に開発されたデバイスを引っ提げての参加である。

こちらがそのデバイス。
手前のコントローラー型のデバイスは、握って画面に向けることで、画面の中のメイドさんにいたずらできちゃう魔法のスティック。後に紹介する着せ替えなども、このスティックで行なう。
そして奥に見えるのは、こちらの“何かしらの動き”に反応する筒型のデバイスである。
だがこのデバイス、想像以上にすごかった。

魔法のスティックにより、上の画像のように衣装一式を変えられるのはもちろん、バストを始めとする女の子の身体の細かい要望も変更可能。
さらに、ここでは写真を出せないが、魔法のスティックでメイドさんの身体におさわりができる。唯一、バストだけは触れると手元に細かい振動が伝わってくるのだ。
この振動が、そうか。バストの揺れか。
としみじみと感じ入ってしまう、さり気なくも嬉しい仕様である。
なお、魔法の筒も、こちらの“何かしらの動き”に合わせて女の子が反応してくれるというハイテクさ。
やっぱりアダルト面の技術革新ってすごい。
そう思わせてくれるブースだった。
3DCGとくれば実写のコンテンツにつなげたいところだが、そう焦る必要はない。
インターバルとして、映像ではないがユニークなアダルトコンテンツを紹介していたブースを見ていこう。
■北海道から来たアダルトの刺客(GEHISAI実行委員会)
下品でサイテー=GEHISAI
ある意味一番アクセルを踏みきっていたのがこちらのブースだ。
2012年より札幌で行われている、出品が男性作家のみの“下品で最低”をテーマとした展覧会の実行委員会も、今回のエキスポに参加。
そんな彼らが放つ、エントリーナンバー1。

その名も、「知識の鎧」。
だいぶ肌色成分の多い知識だが、色んなアダルトコンテンツを切り貼りして作成された大作だ。
長らく使い回されていたことと、そのボリュームから全部は持ってこられなかったそうだが、一部分だけでもその手間は計り知れない。
ちなみに、全部着用すると、かさ張って動けなくなるそう。
2次元の知識に埋もれて身動きが取れなくなってしまうさまは、なんだか哲学的である。


エントリーナンバー2。

「現役女子高生手書きラブレター」。
それ以上でもそれ以下でもない。
委員会側で考えた文面を、文字通り現役女子高生に代筆してもらったというシロモノ。
この文字の丸さは伊達じゃない。
しかも、語尾や細かい言い回しは彼女たちに任せているという事なので、妙ななまなましさが漂っている。

しかも、安い。
送料500円だけ! という非常に良心的な価格設定。
加えて、おひとりさま一通のみ。
まるで特売の卵のようだが、その分その一通の重みが増すというものである。
エントリーナンバ-3。

某有名海外動画サイトで
僕たちが検索している単語ストラップ
遠目には、ただのオシャレなレザーストラップ。
あの有名テーマパークで買える刻印入りブレスレットも、こんな感じだった。
書かれている単語について詳しくは書けないが、桃源郷を求めて我々が辞書を片手に必死に調べていた思い出が、鮮やかによみがえってくる。
そしてエントリーナンバー4は…

なんて説明すればいいんだろう。
ちょっと絵面が難しかった。編集部員側からの画像もあったが、かなり難しかった。
ラブドールの下半身をぬいぐるみのようにふかふかとした綿でこしらえた逸品なのだが、こちら、中で胴体側から手を入れた人と手を触れあわせることができる。
今回は実行委員会の方と固い握手を交わしたのだが、本来はローションなどでヌルヌルとした手を女の子が胴体側から入れるものらしい。
他のアイテムはTHE、という形状をしていたため割愛したが、思わず札幌行きの旅券を手配してしまいそうになるクオリティだった。
ちなみに、当のイベントは、9月9日(金)から9月11日(日)まで札幌市中央区にある「OYOYO」という場所で行なわれる。
興味がある方は是非。
■天狗のお面のお姉さん(ホットパワーズ)

今年で12周年と言う実力派大人のおもちゃ販売店「ホットパワーズ」。
大人のおもちゃとはいえ、そんなストレートなものに限った話ではない。
今回お土産でいただいた商品は、編集部に戻った我々をうならせた。

書いてありますが、「わきうちわ」。
汗に濡れた女子高生の匂い立つ脇のイラストの通り、これであおぐと女の子の脇の匂いを堪能できるという優れもの。
実際に使ってみると、何と言うか、学生時代体育の後、女子が着替えた後の教室で仄かに匂っていた制汗剤のような。
鼻腔の奥を刺激する、甘い香りが辺り一面に漂う。
20代の部員から、もうすぐ40に足をかける部員まで、「あー…」とどこか遠い目をしながら、過ぎ去った青春時代を思い出していた。
あとの商品は、モザイクをかけてなお判断に困ったので、気になる方は上の写真のボードの文字を検索してください。
いよいよお待ちかねの3次元VRどうしても仮想現実というと、無限の可能性が広がるCGの方を想像する人が多いだろう。
だが、3次元、すなわち実写だって負けちゃいない。
これまで画面の向こう側でしか見ることの叶わなかったセクシー女優たちと、吐息の感じられる目の前で出来るって、夢が広がるじゃないか。
■憧れのあの子が目の前に(HBOX.JP)

“実写”という枷により、カメラが大きく動かせない、体位が限られる、それによりシチュエーションも限られる、と課題も多い中、着実に一歩一歩AVのVR化という夢に向かって歩みを進めている企業もある。
その中のひとつがここ「HBOX.JP」。
実際に出演しているセクシー女優を招待したブースということで、何となく背徳的な空気も漂う中ゴーグルにより鑑賞したのだが、 生身の女の子が目の前で語りかけてくれるというのは、2次元の女の子よりも没頭感が半端ない。
カメラを目線にセットした男優の追体験ができるため、行為の最中に視線を下げれば、問題の箇所もバッチリと見える。
通常のAVで我々が感じていた、「もっと視線を下げろ!」「男優の尻は見たくない!」「そこで顔のアップだ!」などの不満も、自分が視線を動かせば解消できると言う訳だ。これって、ちょっとすごい。
男優が寝転がったままで動けない、という問題もあるが、これもいずれカメラの高性能化により解決していくはずだ。
頑張れVR業界!
それにしても、

小西ちゃん えっと、こっちかな?

小西ちゃん あっ、見えた見えた! 入ってる! 入ってるよ!!
ねぇ、何が?
具体的に言い表せないが、なんだかイケないことをしているような気分になり、カメラマンと二人そそくさと退散いたしました。
■暴・風・魔・境!!(株式会社C&Jプロモーション)
ワザ名のようですが、れっきとした商品名。
遠く中国から来た企業だ。

手前に伸びているツメにスマホを挟む、従来のゴーグルより着脱が簡単なアイデア商品。
なんと、お値段驚きの1980円!
写真のものはコンパクト版。
手元で遠隔操作できるリモコンもセットになった、もう少し値の張る商品も展開している。

そして、そのゴーグルを使って、この美女と触れ合おうというのがブースの主旨。
水着美女の目の前にあるビデオカメラで彼女を撮影し、ゴーグル越しに見ることができるのである。
実際にやってみると、

こうなる。
そこにはいない水着美女を追い求めて会場をさ迷い歩く羽目になる。
はた目にはシュールだが、遠くの出来事をリアルタイムかつ至近距離で見ることが出来るので、かなり汎用性の高い技術だ。


VRじゃなくて直接見たかった。
そんなこんなで嵐のように時間が過ぎ去ったアダルトVRエキスポレポート。
ここに紹介できなかったブースも多いが、各ブースそれぞれのアプローチでVRに対し、真摯に向き合っているのが感じられた。
第1回から規模も拡大し、今から第3回への期待も高まる当イベントの続報は、こまめにイベントサイトをチェックするべし!
ゲームも気になるけど、やっぱりアダルト業界の成長って目覚ましい!!
カメラマン あー、楽しかった! じゃあ帰りますか。
編集 …………。
カメラマン どうしました?
編集 ……最後にちょっと寄りたいところが。


編集・カメラマン Fooooooooooooooo!!!!