こんにちは。恋愛アナリストのヨダエリです。
では今月のテーマに行ってみましょう!
*
意中の女性に「いい人」と言われてガックリしたこと、ありませんか?
デートを重ねてきた相手に想いを伝えたら「○○さん、いい人だし、すごくありがたいんですけど……」と、ほめられつつも断られ、心に風が吹きすさぶ。そんな経験をしたことがある男性は数限りなくいると思います。
体のいい断り文句として「いい人」というフレーズを使うケースもありますが、本当に「いい人」と思った上で断る女性も多いです。そして「いい人なんだけど……」と心の中でため息をつくわけですが、このフレーズは、厳密にはちょっと違うとワタシは思っています。
「いい人だけどダメ」ではなく、「いい人だからダメ」なのです。
そもそも「いい人」とは何でしょう? 女性はそんなに「悪い人」が好きなのでしょうか?仮に、
*いい人→相手の気持ちを思いやり、尊重することができる人
*悪い人→相手の気持ちを考えず、自分本位に動く人
だとするならば、「いい人」を理由に断る女性は、自分の気持ちを考えずに自分本位で動く男性が好き、ということになります。
……はい、その通りです!(笑)
「えっ!?ウッソー!」「私の気持ち全然考えてくれない、とかよく文句言うじゃん女の人って!」「イケメンなら自分勝手でも好きになっちゃう、とかそういう話!?」などなど、皆さん混乱するかもしれません。
もちろん、女性も普段はいい人を好みます。恋愛を離れたところでは、思いやりがあり、自分の気持ちを配慮してくれる人を求めます。
が、こと恋愛になると話は別。自分の気持ちを配慮され過ぎると、「うーん……」と心の中で腕を組んでしまうのです。
なぜそんなことになるのでしょう? それは、自分で今後の出方を決めるのがめんどくさいから!!(笑)
この連載でも幾度となく言及していますが、女性は男性と比べて、自分の気持ちに確信を持つまでに時間がかかります。男性は彼女にしたい、結婚したいと思った相手のことを初対面から気に入っていることが多いですが、女性はマチマチです。なんなら「相手の熱意に負けた」という気持ちで結婚する人だって珍しくありません。最終的には好きだと感じることになる場合でも、そこに至るまでに時間がかかる女性も多いです。
つまり、どういうことかというと。
自分の気持ちが分からない女性の気持ちを尊重しても、永遠に恋愛は始まらないのです!! だから、女性の態度から「好きでもないけど嫌いでもないって感じか」と察したら、男性は多少強引にグイグイ押していくのが大事!!そして、この「多少強引にグイグイ押す」をしない男性を、女性は「いい人」と呼ぶのです!
「いい人なんだけど……」の「……」が指し示すものは、「色気を感じない」だったり「話が面白くない」だったり「価値観が合わない」だったり、さまざまでしょう。
でも、そんな不満要素を吹っ飛ばすことができるのが、「男としての力強さ」です。
「いい人」は、相手の気持ちや意志を尊重するので、それらを発動させません。「もしよかったら」「君が望むなら」と、あくまでも相手の女性が自分で意思決定するのを望みます。
それが女性にはめんどくさい!(笑) 自分がイエスかノーかなんて今決められない。というか、アクションを起こされないことには気持ちは何も変わらない。当然、何も進展しない。なのに、自分の気持ちが動くのをジッと待たれている……。モヤモヤイライラ……。
……といった心の中身を、ほとんどの女性は自分では意識していませんし、何がどうダメなのかも説明できません。女同士で恋バナをした場合、「いい人なんだけどね」「しょうがないね」で理解し合って終了-となるので、掘り下げる必要もないのです。
でも、いつも「いい人」と言われて振られる男性からしてみたら、いい人でダメって、一体どーすりゃいいんだよ!という話ですよね。
男性からのアクションを待っている
要するに、女性は「アリかナシかまだ分からない」相手からは、自ら揺さぶりをかけてきてほしいのです。
実際、デートの最中に「ここで手でも繋いでくれれば……」「ここでキスでもしてくれば……」「この人との関係、変わるかもしれないのになぁ………」と考えている女性は山ほどいると思います。無意識にそれを望んでいる人を含めたら、もっといるはず。
ただ、男性からしたら「早まった行動を取ったばっかりに嫌われたくない」という気持ちもあるでしょう。でも、それで嫌われるのなら、そもそも男女として合っていないと思います。
なかなか振り向いてくれない女性に長期戦で挑んだ結果、女性が陥落するケースはありますが、ただ待っていればいいわけではありません。ちゃんと告白するのはもちろんのこと、他の女性ではなくあなたがいいんだということをしっかりハッキリ言葉にするなどして、揺さぶりをかけながらでないと意味がない。
そういうの面倒だな……という人は、言葉ではなく以前お話したしたようなスキンシップで伝えればいいのです。
相手の気持ちが自然に動くまで決定的な行動を取らない(真剣に告白しない、スキンシップを全くしない、いいムードに持っていこうとしない)のは、ある意味「責任を取りたくない」ことのあらわれだともいえます。すごくモテるのに、というかモテるからこそ部屋に女性を呼んでおきながら自分からは手を出さない男性とかは、これですよね。女性の方から迫ってくるのが分かっているからこそ何もしない、とも言えるでしょう。
「俺はそういう男とは違うぞ!」「さすがに部屋に来た女性には手を出すぞ!」と思うのであれば、部屋に呼ぶ前からアクションを起こしましょう!
まずは手を繋ぐところから始めて、嫌がられてないなと感じたら肩を抱き、それも嫌がられてないならキスをする、といった具合に相手の反応を確認しながら(ここまで詳しく説明せんでもという気もしますが、失敗してほしくないので・笑)。
リスクを取らず待ち続ける「いい人」に、女性の気持ちはピクリともしません。でも、嫌われるかもしれないリスクをおかして欲しいものを手に入れようとする「悪い人」には、圧倒されつつも身を任せてしまうのです。
結果、「あれ?私この人のこと好きなの?分からない!」と混乱することになっても、「ごめんね。でもそうしたいからそうした」と言われたら女性はグッときます。さらに「全部俺のせいにして!」などと笑顔で言われた日には胸キュン大爆発!!です。
……そんな台詞を吐ける男ならとっくにどうにかなってるわ………!!と思うかもしれませんが、こういう台詞がスラスラ出なくても、要はリスクを取れる男性になればいいのです。まずは次のデートで手を繋ぐイメトレから始めてみてください!