活躍の場を広げている女優・広瀬すず。
このたび2度目の声優出演となる『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』。
その舞台裏と、作品にかける意気込みを直撃!写真を拡大 『ストリートジャック』最新9月号(発売中)では、大人っぽい広瀬すずさんが満載の豪華グラビア&独占インタビューも。
昨年は『ちはやふる -上の句-』で日本アカデミー賞・優秀主演女優賞を受賞。10代にして若手女優トップクラスの活躍を見せている広瀬すず。彼女がスターダムを駆け上がるきっかけの一つとなったのが、2015年の劇場版アニメ『バケモノの子』での声優初挑戦だ。8月公開予定の映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』は、二回目の声優への挑戦となる。
広瀬 『バケモノの子』のときは、セリフをいつ言えばいいかも分からなくて、ひと言喋るだけで震えるような感じでした。とても楽しかったですが、一番緊張した仕事でした。今回は登場シーンも多い主人公役で、プレッシャーも感じましたが、収録が終わった時は「もっとこの世界にいたいのに」と思えるくらい楽しかったです。
原作は岩井俊二監督が1993年に手がけたテレビドラマ作品。彼女もその世界観に衝撃を受けたそうだ。
広瀬 小学生が主人公の物語なのに、私が声を演じたなずなは、妙に色っぽい雰囲気があるんです。
彼女の演じるなずなは、母の再婚により転校が決まった中学生。花火大会の日、一緒に花火を見る予定だった同級生・典道を「かけおち、しよ」と誘い、母からの逃亡を試みる。
広瀬 彼女は自分のことをあまり話さないけど、お母さんへの気持ちを整理できていないことも、きちんと理解している。だから心にゆとりがあって、男の子を手のひらで転がせるような余裕もあるのかなと思いました。私はそこまで極端ではないですが、自分の内面的なことは2割ぐらいしか話さないタイプなので、気持ちが理解できる部分もありました。
同級生・典道を演じるのは、今回が声優初挑戦となる菅田将暉だ。
広瀬 菅田くんとは初の共演で、ふたりのシーンがほとんどでした。収録は3日間だけでしたが、「遠すぎず近すぎず、だけどなんかそばにいる」という絶妙な距離感は、典道くんとの関係に近くて、そのドキドキした感じが声にも出ていると思います。
この続きは、現在発売中の『ストリートジャック』9月号で読めます!