あなたは国宝について、どのくらい知っていますか? 『一個人』2017年9月号の特集「「国宝」鑑賞がもっと楽しくなる“謎”の話。」より、 国宝にまつわるさまざまなナンバーワンをクイズ形式で紹介。さまざまなナンバーワンを知ることによって、国宝への理解を深めていきましょう!国宝なんでもナンバーワンクイズ!(全6問)

 

Q1. 最も新しく作られた国宝は?

 

ヒント……明治以降の建築物としては、初めての指定。

1899(明治32)年に着工し、当時の建築技術と工芸技術の粋を結集した贅沢な設えとなっている。

 

Q1正解 → 旧東宮御所(現・迎賓館赤坂離宮、明治24年)

現役の迎賓館であるため、一般公開は外国からの賓客の接遇に支障のない範囲で行われている。

 

Q2. 一番、観に行くのが危険な国宝は?

 

ヒント……鳥取県の山中にある山岳寺院。垂直に切り立った絶壁の上に神社が建てられており、険しい山を登らなければならないため、死者も出ているほど。

 

Q2正解 → 三徳山投入堂

険しい山中にあるのは、修行の場だから。通常、内部は立ち入り禁止。まれに特別参拝が認められることもあるが、その場合でも少人数に限られる。

 

Q3. 国宝が一番少ない都道府県は?

日本でたった2県! 国宝が1件もない都道府県はどことどこ?の画像はこちら >>
イラスト/こじまあゆみ

ヒント……所在件数も保有件数も2つの県が最下位。次いで北海道、秋田県、新潟県、群馬県、佐賀県、鹿児島県、沖縄県が1件で続く。地域性は関係なさそう。

 

Q3正解 → 徳島県、宮崎県(共に0件)

ただし、長崎県の五島美術館が所蔵する「日向国西都原古墳出土金銅馬具類」は、宮崎県で出土。

 

Q4. 国宝が多い時代は?

 

ヒント……年数が浅いと同じような文化財が多く、国宝に選びづらいので歴史の古さがポイントに。

ただ古すぎると、現存する文化財が少ないという一面も。

 

Q4正解 → 平安時代

1位 平安時代(315件)
2位 鎌倉時代(238件)
3位 飛鳥時代(93件)

平安時代は絵画、彫刻、書跡の国宝、鎌倉時代は建築、工芸の国宝が最も多い。

 

Q5. 一件で最も点数が多い国宝は?

 

ヒント……国宝の助数詞は、「点」ではなく「件」。というのも、醍醐寺文書聖教のように、1件の登録に6万9378点もの古文書・聖教類が含まれるから。

 

Q5正解 → 福岡円宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品(約8万点)

大和王権による祭祀遺跡からは三角縁神獣鏡や金製指輪、金銅製龍頭など、8万点もの奉納品が出土。

 

Q6. 指定一番の国宝は?

 

ヒント……戦後、新しい文化財保護法により戦前までの旧国宝が重要文化財とされ、1951年にその中から特に優れたものを新国宝として、181件が指定された。

 

Q6正解 → 中尊寺金色堂(建築)など

所在地の北から順に、指定番号がジャンルごとに振られており、中尊寺金堂は建築物の第1番。

 

 いかがでしたでしょうか。今秋は京都国立博物館で「国宝」展、東京国立博物館で「運慶」展が開催されるので、ぜひ実物の国宝を鑑賞しに出かけてみてください。

『一個人』2017年9月号より構成〉

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