【人気記事:しゃべり方を変えればイケメンじゃなくてもモテる】
こんにちは。
さて、このへんで少し変化を加えようということになりまして、プチリニューアルをいたします!
ご存知の方もいると思いますが、ワタシは執筆仕事のかたわら、恋愛や男女の悩みに関する電話カウンセリングも行っています(詳細はプロフィールをご覧ください)。男女問わず、学生からベテラン社会人まで幅広い年代の方々にご利用いただき、純情系からオトナ系、ハード系まで本当に多種多様なお悩みに向き合う日々を送っています。
そこで今回から、「初デートの待ち合わせは20時にせよ」番外編として、実際に電話相談や日頃の会話の中でよくたずねられる質問、印象に残った質問などから毎回一つピックアップし、それについて考察&解説しようと思います!
男性にとって曖昧で不可解なオンナ心を「なるほど」「そうだったんだ!」と理解する糸口になれたら幸いです(これまでもそういう気持ちでやってきましたが、さらにという意味で・笑)。
それではスタートです!!
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File.1 食事の誘いに一度はOKされたのに、返信がなくなるのはなぜ? 先日、飲み会で知り合った女性とLINE交換をしました。また会いたいな、と思ったので、飲み会のお礼LINEを送った後、「よかったら今度ふたりで飲みに行きませんか」と誘ったところ、「ぜひ行きましょう」と返信がきました。ところが「来週はどうでしょう」と送ったのを最後にパタリと返信が来なくなってしまいました。一度はOKの返事をくれたってことは脈ありではないのでしょうか。もう一度LINEを送ってみても良いのでしょうか。(20代男性)……これ、気になりますよね。
なぜ? なぜなんだ!? そしてこういう場合どうすりゃいいの? 返事がないってことはもう連絡しない方がいいの?
……というような相談を、これまで数限りなく受けております。結論から言うと、まだ連絡はした方がいい! とワタシは思いますし、そう答えています。
逆転ホームランの可能性アリこのケースに悩む男性のタイプは、どちらかというと恋愛経験が少なめな男性が多いですが、経験がそれなりにある男性もいます。
年齢も、20代もいれば30代も40代もいますし、独身も既婚者もいます。要は「最初の段階であまり乗り気ではない女性を諦めきれない男性」なら属性問わず悩むテーマなのだと思います。
逆に、この手の悩みと無縁なタイプは、負け戦はしないタイプの男性、切り替えが早く「恋愛は100人に声をかけて1人うまくいけばラッキー」くらいに思っている打たれ強い男性、あとは即セクシャルな関係に持ち込める相手にしか興味がない男性あたりでしょうか。
彼らにしてみたら、一人の女性の返信云々で悩むより、とっとと次の女性に行った方が早いですからね。というわけで、自分に関係あるっぽい! と感じた人は、ぜひ参考にしていただければと思います。
さて今回のケース、もし友人に相談したら、ほとんどの人が「脈なしじゃない?」と言うのではないでしょうか……ある意味正しい。脈があれば、日程の返事ナシなんてありえません。すぐに返事が来るでしょう。
返事が来ない、ああダメか、しょうがない……と諦められるならば、それはそれでいいと思います。女性は彼女だけではありません。でも、そう思えない。諦められない。他の女性に気持ちが向かない。だったら、可能性ゼロになるまでは頑張った方がいいです。なぜなら、男性の場合、逆転ホームランがありえるから!
【初デートの待ち合わせは20時にせよ 第7回「粘り勝ちは男の特権」をご覧ください!】
わざわざ電話相談をしてくれるということは、その女性を簡単に諦められない証拠。ならば可能性に賭けましょう。相手は食事の誘いに一度はOKしているのです。
もちろん、女性は社交辞令でそういう返事をすることもあります。相手の男性が全く恋愛対象に入っていなくても、仕事の飲み会や友人主催の合コンの帰りに「今度食事でも」と誘われたら、「そうですね」と曖昧な笑顔で答えます。その方が角が立たないからです。
でも、仕事も友達も絡まず、しかも対面ではなくメールやLINEで誘われたら、体調が良くないとか忙しいとか理由をつけて断るケースが多いはず。メールなら断ったときの相手の表情を見ることもないですし、罪悪感も持ちにくい。断りやすいツールなのです。
でも一度はOKされた。ということは、少なくともその時点では「この人と二人で食事……まぁいっか」くらいには思われていたはずなのです。
それが日程を決める段階になったら、返事が来なくなった。一体なぜ?
返事が途絶えたまさかの理由返信をしないのは……ズバリ、面倒になったから! そういうことだと思います。身も蓋もない表現ですが(笑)。でも、その程度の理由だからこそ、まだ諦めるには早いのです。
なぜなら、面倒が理由で断られたデートは、別の日には「今日はそんなに面倒じゃない」という理由でOKされることもあるから!
これは男女の大きな違いだと思うのですが、男性にとって、女性と二人で食事に行く際に男としての下心が全くないことはありえないですよね?(「そ、そんなことないぞ!」という人もいるかもしれませんが、ほとんどは「その通りです(笑)」と頷いてくれると思うので、そういうものとして進めます・笑)
下心がある。下心が発生する程度には相手に魅力を感じている。ということは、「デートをするぞ」という意志は、少なくとも下心が何らかの形で満たされるまでは持続する(何か事件でも起きなければ)。
じゃあ女性はどうなのかというと、セクシャルな下心なしで男性と二人で食事に行くことって普通にあるんですよね。「気晴らしになるかも」とか、「美味しいものが食べられるかも」とか、「その日は特に予定もないし」とか、「何か得るものがあるかもしれないし」などの理由で。つまり、非常に曖昧かつ弱めの希望的観測によってOKをしていることは珍しくないのです。
もちろん、この場合、相手の男性にときめいてはいません。ただ、嫌いではない。二人で食事なんて無理と思うほど生理的に嫌なわけでもない。だからデートにOKした。「誘われたから」という条件つきで。
でも、この受動性こそがポイントです。女性はときめきや下心がなくても、断る理由がなければ、そしてなんとなく気持ちが乗れば、誘いに乗ることがあるのです。前に断った相手であっても。
男性は、最初に食事に誘われて行く気になれなかった場合、その女性を後から好きになることってほぼないですよね(と思いませんか?)。でも女性は違います。だから、粘らないともったいない!! すごく好きなら、そうしてみて損はないと、ワタシが口を酸っぱくして男性に訴えている理由はそこです。
今回の質問に戻りましょう。
「食事の誘いにOKされたのに、日程を決めようと後日LINEで連絡したら返事が来ない。なぜ!?」
いったんOKした。すると、後日男性から日程の相談が来た。しかし返信する気になれない。彼女の心理を察するに、「まだ仕事のシフト出てないしな……というか、よく考えたらそんなに行きたいわけでもないしな……」などと考えているうちに日にちがたち、どんどん億劫になり現在に至る、という感じではないかと。まぁ細かい理由はどうあれ、とにかく面倒になったのでしょう。
もちろん、だからといって何の返信もしないのは人としてどうなんだねと思いますが、そこを許せるくらいにはその女性を気に入っているのであれば、まだ諦めるには早いです。
また別のタイミングに誘えば、「今週ならいつでもいいですよ」と答えてくる可能性は(まだ)あります!! それくらい、「好きでも嫌いでもない相手」に対しては女性って本当に揺れますから。
ただ、めんどくさいモードになっているときに、たたみかけるのは逆効果。ライトにフレンドリーにいけるならいいのです。「予定いかがですか?スケジュール調整中? この店、裏メニューがめちゃめちゃおいしいから、ホント○○さんに食べてもらいたい!」みたいに、「君は俺を選べば幸せになれる!」的強引さでたたみかけられる人ならいいのです(文字にすると相当胡散臭いですが、実際こんな風に言える男性はモテます。「変な人(笑)」とクスッとされつつ、「まぁいっか」と身を委ねる気にさせてしまう。ナンパは相手を笑わせたら勝ちだと言われますし実際そうだと思いますが、それと同じです)
が、多くの男性は、こういうとき自信をなくしています。そして、その不安オーラを漂わせたまま「どうですか?」とせかします。それはやめた方がいい!
なぜなら、女性は「どうしようかな……」と揺れているときにネガティブなテンションでせかされるのが大嫌いだから。高確率で「ああもうめんどくさい、断ろ」となるでしょう。最悪、それが理由でまだ少しはあった可能性が完全になくなってしまう恐れすらあります。
まずは爽やかにフェードアウト日程の返事が10日たっても来ず、かつ前述のような軽いテンションは無理なのであれば、「もしかして都合悪い感じですか? 自分も仕事がたてこんできてしまったので、また改めて誘いますね! ○○さんとぜひお話ししたいので。風邪をひかないよう気をつけて。」といった具合に、爽やかにいったん消える。
で、3週間後くらいに、また連絡するといいんじゃないでしょうか。その頃には彼女が別のモードに切り替わっている可能性がありますから。
ちなみに上のメール、短いながらポイントを盛り込んでいます。「○○さんとぜひお話ししたい」を入れることで、「誘いますね」が社交辞令じゃなく本当に好意があることをアピール。最後に体調を気遣うことで、大人のゆとりと思いやりをアピール。ネガティブな言葉を避けているのもポイントです。「気乗りがしない」「気が向かない」ではなく「都合が悪い」などのニュートラルな表現を選んでください。その方が自分も相手もドンヨリせず、次の機会に繋がりやすくなります。
今回の謎は、深読みすれば、もしかしたら彼女は同時期にやりとりしていた別の男性と良い感じになり、そのことを言うのも面倒なのでフェイドアウトを目論んできた……みたいな推測もできなくはないです。
が、たとえそうだとしても、やはりワタシのアドバイスは同じです。また別のタイミングで誘ってみるべし。彼女への気持ちが消えないなら、彼女が結婚するまでは、あるいは決定的な拒絶をされるまでは、そのスタンスでいいと思います。それくらい女性の心は絶えず揺れ動くものですから。
気長に、軽やかに、好意を示しつつ、一度や二度断られてもめげることなく、忘れた頃にまた誘う。彼女が仕事で自信をなくしているときや、好きな人から振られた直後は絶好のチャンスです。それがいつになるかは分かりませんが、運良くそのタイミングに遭遇し、変わらぬ好意を示すことができれば「こんなに自分のことを強く求めてくれる人が他にいるだろうか(いやいない)」と思ってくれます。そしたらあとはこっちのもの! まるで詐欺師のような言い方をしていますが(笑)誰も騙していません。うまくいけば皆ハッピーです。
でも気長にアプローチするのってシンドイよな……と思うかもしれませんが、その間、他の女性にも目を向けたりデートしたりするのは全く問題ありません。むしろそうするのをおすすめします。「彼女しかいない」と思うと、断られるたびに鬱々としてきますし、余裕のなさが相手に伝わってしまいます。そうなると成就する可能性も低くなります(女性は余裕のある男性が大好きです)。
魅力的な女性はたくさんいる!くらいに思っている方が、軽やかなスタンスを維持できます。すぐに本命に匹敵する女性をみつけられなくてもいいのです。異性を交えた飲み会や合コンや街コンで楽しく過ごすだけでも、「本命のことばかり考えて悶々とする→鬱陶しいメールを送る」という行動パターンを避けやすくなりますよ!