今月はどんな新作が彼女のハートを射抜くのか? それではスタートです!写真を拡大 今月もスニーカー「愛」を語ります!■ スニーカーの“可動域”まで気にかける玄人ぶり
――第1回では、「STREET JACK」誌での過去のスニーカーコラム連載を振り返っていただきながら、新作情報についてたっぷり語っていただきましたが、今月もフレッシュなモデルが出揃っています! まずは、コンバースから夏らしいモデルがローンチします。

「最近、女の子向けのリボンがついたデザインが多くなってきましたよね。よくヒールのついたサンダルで見ることがあるんですが、スニーカーになったことで履きやすくなっていますね。あ、リボンの生地が切りっぱなしになってるのもいい! 夏っぽさが出るし、リゾート感もあって。カラーも特にこのピンクが目を引きますね。とってもいい色」
――履いてみたいですか?
「う~ん、正直に言うと、私は履かないかなぁ。フェミニンでかわいいので、好きな女性は多いと思うんですが、私はどちらかと言うとデニム地のオールスターのほうが好きですね」
――これ、どうやらかかとの部分に厚みをもたせたインソールで、スタイルアップ効果が狙えるそうですよ。
「え! ちょっとだけ高くなっているってことですか!?」
――そうみたいです。しかも、脚がキレイに見えるようにトゥを少しほっそりさせていたりもします。
「この形はすごく好きです。相手に気付かれないぐらい自然に背が高く見せられるっていいですね。しかも、オールスターのロゴがアッパーと同系色で刺しゅうされているから、スタンダードのものよりシンプルで上品に見えます。濃いほうもいいけど、淡いブルーもハズシで遊べそうだし、迷うな~」
――逆に、ボリューミィなリーボックのモデルはどうでしょう。90年代を思わせるような、ちょっとレトロな見た目です。

「これは私好み! かっこいいな~。触ってみても、インソールはクッション性をあまり感じないけど、つま先から土踏まずまでの可動域がちゃんとあるので、運動するときに履いても良さそう」
――可動域という言葉がすんなり出てくるあたり、プロですね(笑)。
「スニーカーが好きすぎて、いろんな言葉を覚えてしまいました(笑)。あ、ひとつ心配なのは、ひもがゆるくないかなというところかな。でも、タンとアッパーが全体的につながっているから大丈夫かも。履いていてもタンがずれてこないから、すごく楽なんですよね」

――玲奈さんが最近ハマっているというナイキからは、見た目にもポップな新シリーズが届きました。

「これはSNSで見て、気になっていました。国旗のカラフルなデザインと配置がすごくかわいくて好きだなって思います。欲しいなあ、どれがいいか悩んじゃうな~。エアマックス90がいちばん無難で履きやすそうですが、エアマックスプラスも派手すぎて逆にかわいい(笑)。しかも、後ろから見ても素敵です。そう、かかとのデザインが大事なんです!
――さすが、見るところが違いますね。
「近未来的なデザインで、バックスタイルまで素晴らしいし、はやく欲しいな~!」
――こっちのナイキのモデルも面白くて、カレーのスパイスにインスパイアされたモデルとのことです。

「あ~っ! あれだ!! じつは、仲のいいメイクさんがすごいカレー好きで、ボソッと『カレーみたいなスニーカーがないかな』ってつぶやいたときに、『そのリリース情報見た!』って教えてあげたことがあって(笑)。
――アイレットまで赤唐辛子をほうふつさせるような赤が配されていて、細部まで気が利いています。ナイキは、こういうサンプリングの色が本当にうまい。作った人はきっとニヤニヤしながらデザインしてそうですよね。
「そうですよね。カレーがすごい好きな人がいたんだろうなって伝わってきます。カレーからインスパイアされたなんて言われないと分からないですが(笑)、カラーリングはシブくてかわいいから、いいアクセントになりそう」
――カラーリングでいくと、プーマとセガのコラボモデルがついに登場しました。

「あっ、ソニックだ! ブルーにイエローのカラーリングとか、かかとのデザインがゲームっぽい雰囲気ですね。赤はソニックの宿敵ドクター・エッグマンですね! 赤のスニーカーが好きなので、ソニックよりこっちかな。プーマのマークの下にソニックのロゴが入っているのも心をくすぐられます。わ、インソールにもキャラクターが入ってる♪ 履くと擦れて消えちゃいそうだから、これはもう鑑賞用かな(笑)」
――実際に『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』で遊んだことはありますか?
「ゲーム自体はやったことはないんですが、ソニックが登場するポップコーンを作る機械がゲームセンターにあって、それでよく遊んだので覚えてます。そこにドクター・エッグマンも出てきていたから、このデザインはすごくよく分かります!」

――このモデルのように、80年代や90年代のカルチャーをサンプリングするというのが、流行のひとつになっていますね。一方、オニツカタイガーとナリフリのコラボは、機能素材と自転車に乗ることも想定した先進的なデザインが特徴です。

「なるほど! だからリフレクターが付けられていたり、傷に強そうな素材が使われていたりするんですね。あ、ひもは結ばなくていいタイプですか?」
――ゴムひもがチェーンに巻き込まれないようにシューレースベルトを外側につけているようですよ。
「よく考えられていますね。自転車乗りにはうれしいですね。あ、しかもよく見ると迷彩柄になっていませんか!? 芸が細かくて驚きました。こういうアウドドア寄りのスニーカーのことをあまり知りませんでしたが、用途によっていろいろな靴があるんですね」
――自転車といい、カレーといい、スニーカーは本当に懐が深いアイテムですよね。
「うわ~! 悩みますね。ひとつ持っておきたいなって思うのが、国旗が入ったナイキのエアマックスプラスですね。一番かわいいと思いました。履かなくてもいいんです。ただ、持っておきたいっていう1足。こう思うから、玄関が靴で埋まって大変なことになっていってるんですけど(笑)」
――そのようすが玲奈さんのインスタグラムにも上がっていましたね(笑)!
「あとは、プーマのドクター・エッグマンモデル。ゲームっぽい質感がよく表れている素晴らしいデザインなので、飾ってあるだけでも絵になっていいと思うんですよね。わあ~、いま選んだ2足とも派手だな~!」
――それでは、最後の1足に選ばれるのは?
「先に挙げた2足は、ただ私が履きたくて選んだんですが、もう1足は男性に履いてもらいたいなっていう観点で、オニツカタイガーとナリフリのコラボモデルにします。使う人やシーンをよく考えて作られている設計プランが支持できますね。そして、これをサラッと街でも履きこなす男性がいいなって思います」
――女性目線での意見もありがとうございます! どれも際立った特徴がありますね。
「ああ、でもやっぱりデニムのオールスターも欲しいし、長いタンのアディダスも男の人に履いてほしいし………(続く)」
取材終了後もしばらくスニーカー談義が止まりませんでした。
最近は刺しゅう入りのカラフルなスタンスミスを愛用中とのことですよ♪
次回は7月10日(火)配信予定です。