食品添加物、残留農薬…体内で相乗毒性、人体に異常起こす可能性 食品安全委員会は静観

 着色料は、サンセットイエロー(E110、黄色5号、フルーツ飲料に含有)、アゾルビン(Carmoisine 、E122、日本指定外、赤色、ジャムに含有)、ポンソー4R (別名ニューコクシン、E124、赤色102号)、タートラジン(E102、黄色4号、炭酸飲料に含有)、キノリンイエロー(Quinoline yellow、E104、日本指定外、黄色)、アルラレッド(E129、赤色40号)であり、添加物の量は市販の飲料と同様で、おやつ1、2回分の菓子類に含まれるのと同程度とした【編註:E番号は主にEUで用いられる添加物の分類番号】。6週間の試験期間で、どちらの年齢グループも、添加物入り飲料を飲んだ場合、多動行動(通常の小児以上に動き回ったり落ち着きのない行動を繰り返すこと)を示すことが有意に多く、注意持続時間が短いという結果が得られた。特定の添加物が特定の行動を生じさせるかどうかは不明であった。

 この知見に基づきFSAは、食品添加物に関連した多動行動に注意するよう保護者への勧告を出した。多動性の徴候を示す子どもの食生活から合成着色料を除くことが、よい効果を及ぼすかもしれないと助言している。
 
 この報道は世界的な反響を呼び、英国などでは問題の着色料の使用を禁止した。これも保存料の安息香酸ナトリウムと着色剤が飲料に含まれ、それを飲んだ子どもに影響を与えたと想定され、相乗的な作用が否定できないとされたためである。

 食品安全基本法第5条は、「食品の安全性の確保は、このために必要な措置が食品の安全性の確保に関する国際的動向及び国民の意見に十分配慮しつつ科学的知見に基づいて講じられることによって、食品を摂取することによる国民の健康への悪影響が未然に防止されるようにすることを旨として、行われなければならないこと」としている。食品安全委員会も環境省と同様に、食品中に含まれる化学物質の相乗毒性について真正面から取り組まなければ、その存在意義が大きく揺らぎかねないといえよう。
(文=小倉正行/国会議員政策秘書)

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2014年7月28日の社会記事

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