その時刻に放送されていたコーナーは『ドキッ!丸ごと水着 SMAPだらけの水泳大会』。総合司会を務めるSMAPの草なぎ【編註:「なぎ」の正式表記はゆみへんの漢字】剛と、お笑いタレント・江頭2:50の潜水対決をしているシーンだった。
江頭といえば2008年の北京五輪でも女子レスリングの会場に応援に駆け付けた姿をNHKが放送し、結果として同中継の最高瞬間視聴率32.8%(関東地区)を記録。今回も「数字を持ってる」芸人であることがあらためて証明された格好だ。メディア関係者は次のように話す。
「『嫌いな芸能人』アンケートでは必ず名前が挙がる半面、『本当は礼儀正しい』という噂もある江頭さんですが、あるテレビ番組収録後の江頭さんは、本当に紳士そのものでした。スタッフと別れ際には何度も何度も頭を下げていました。ふだんはサングラスに帽子を被っているようで、街中で本人だと気付く人は誰もいないようです。顔も小さくスラッとしていて、モデルさんみたいでした」
その後、江頭はスタジオを出るとコインパーキングに向かい、年季の入った自家用車に乗り込んだという。
「その日は快晴でしたが、ワイパーのオートセンサーが壊れているようで走行中に勝手に動き出してしまっていました。向かった先は東京都心にある高級スポーツジムでした。
肉体をいじめ抜き、帰宅した先は芸人が多く住むといわれるエリアにあるオートロックもついていない単身者向け低層マンションだった。かつて「芸人が結婚して幸せになって笑いがとれるか!」と発言していた江頭。ストイックなまでに芸を磨く江頭は、次にどんな伝説を見せてくれるのだろうか。
(文=編集部)