吉本興業は先月、所属するお笑いコンビスリムクラブ真栄田賢内間政成が暴力団関係者の会合で“闇営業”を行っていたとして、2人を無期限の謹慎処分にした。吉本といえば先月24日に、詐欺集団へ同じく闇営業していたとして宮迫博之雨上がり決死隊)や田村亮ロンドンブーツ1号2号)ら計11人の所属タレントを謹慎処分にしたばかりだった。

さらにそれに先立ち吉本は、詐欺集団と芸人たちの仲介役を務めていた入江慎也(カラテカ)を契約解除処分としていた。

 窮地に立たされている吉本芸人たちだが、なかでももっともピンチに立たされているのが、今回処分された芸人のなかでは一番のビッグネームである宮迫だ。

「一連の騒動の発端となった2014年末の振り込み詐欺グループの忘年会に、入江の仲介で宮迫や田村亮、福島善成ガリットチュウ)ら多数のお笑い芸人が出席。これを報じた写真週刊誌「フライデー」(講談社)の直撃取材に対し、宮迫はギャラの受け取りを否定。後日ツイッターでも否定しましたが一転、受け取りを認めると、吉本も謹慎処分を言い渡しました。宮迫が出演していた人気番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)はすでにスポンサーが広告を引き上げている状態で、10月改編での打ち切りが濃厚なようです」(芸能事務所関係者)

 宮迫にとっては悪夢のような状況だが、素朴な疑問として、なぜ宮迫ほどの売れっ子が今回のような“危ない”闇営業に手を出してしまったのか。

「実は闇営業をしたことがない芸人というのは少ないんです。ただ、それはテレビや舞台の仕事だけでは食えない中堅以下の芸人たちのこと。宮迫さんらと一緒に処分対象となった福島やくまだまさし2700といった芸人たちが闇営業に手を出すというのは、よくわかります。でも、宮迫さんクラスがいくらかわいがっている入江からの紹介とはいえ、怪しい営業に行く動機がよくわかりません」(お笑い関係者)

 その動機として芸人たちの間でいわれているのが、宮迫の妻の存在だという。

「宮迫さんはかなり破天荒な芸人で、大ピンチとなったのが2017年に『週刊文春』(文藝春秋)が報じた“オフホワイト”不倫騒動。その数年前に胃がんが発覚して世間の同情を買っていたにもかかわらず、2人の女性とホテルで密会する様子が報じられました。

するとテレビで宮迫さんは、『最終的には嫁から“家族だから私が助けるよ”という男前な言葉をいただきました』と、妻から許しをもらったエピソードを披露。仕事でも一部のCMの仕事を降板した以外は、目立った影響はみられませんでした。

 ただ、実は以前から宮迫さんはそれこそ星の数ほど不倫していて、バレるたびに宮迫さんが“鬼嫁”と呼ぶ奥さんからお小遣いを下げられてきました。となると、やっぱり宮迫さんとしては妻に知られずに自由に使える“とっぱらい”のギャラが欲しかった。そういう事情もあって、入江から紹介された素性のわからない人たちのパーティにも飛びついたようです」(中堅お笑い芸人)

 宮迫が復活する日は来るのだろうか。

(文=編集部)

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