自民党衆院議員の小泉進次郎氏とフリーアナウンサーの滝川クリステルが7日、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相と菅義偉官房長官に結婚を報告した。その後に小泉議員と滝川は揃って会見に応じ、小泉議員は「(滝川の)お腹の中に子供もいますので、これからできる限り静かに温かく見守っていただきたいなと、そう思っています」と、滝川が妊娠していることを明かした。
さらに小泉議員は滝川との結婚を決断した理由について、「彼女といると、鎧を脱いでいい、武器を置いていいんだな」と語り、滝川も「お付き合いしていくなかで、素のまま、ありのままでいられる関係がよかった」と告白。お互いに自然体でいられる存在であることをうかがわせた。
ちなみに2人は交際中、1度も一緒に外出したことがなかったことも明かしているが、週刊誌記者は語る。
「2人の交際については、どこの媒体も完全にノーマークでした。滝川は一昨年に一部メディアで元カレの小澤征悦との復縁の可能性も報じられていましたが、滝川の妊娠がすでに安定期に入っていることを考えると、遅くても昨年には交際がスタートしていたとみられます」
小泉議員といえば、父は元首相の小泉純一郎氏、祖父は元防衛庁長官の小泉純也氏という政界のサラブレッドで、38歳という若さながら“将来の首相”の呼び名も高い自民党若手のホープとして知られる。一方、滝川は2002年からキャスターを務めたテレビ番組『ニュースJAPAN』(フジテレビ系)で絶大な人気を誇り、フリー転身後は東京五輪誘致のためのIOC総会でのフランス語によるプレゼンが話題に。現在はタレント活動のほか、動物愛護団体代表理事を務めるなど社会的活動にも積極的に参加している。
セレブ感あふれる2人だけに、まさに“人も羨む結婚”といえそうだが、世間の反応はやや微妙なようだ。
「一般庶民から見れば2人とも住む世界が違い過ぎて、なんの感情も沸かない」(40代女性)
「お互いのキラキラしたところに惹かれて瞬間的に燃え上がり、勢いで妊娠してしまったから結婚したという“できちゃった婚”感がハンパない」(30代女性)
「進次郎は滝川の美貌や品格、知名度など“政治家の嫁”としての条件の良さを、滝川は進次郎の血筋や肩書、将来性を冷静に品定めしたというだけ。その意味では究極的な“打算婚”」(40代女性)
結婚生活への懸念そんな2人の今後の結婚生活にある懸念を感じると、新聞記者はこう語る。
「進次郎は数年前、当時政務官を務めていた復興庁の元女性職員との“ホテル密会”や、別の女性とのキス写真が報じられ、前者では進次郎の激しい様子の描写が話題になったことがありました。当時すでに進次郎は党内で頭角を現し全国的な人気も高かったですが、永田町では“お父さんの小泉元首相と同じく、そっち方面もお盛ん”という噂もあっただけに、自らのスキャンダルが足元をすくいかねないという懸念も囁かれていました。
さすがに今では将来を見据えて私生活面でも警戒しているでしょうが、絶大な人気ゆえに選挙でも“党の顔”としてフル稼働する進次郎に、党内では誰もモノ申せない状況となった今、“4回生なのに偉そう”“思い上がっている”“政策について具体的な話をしている姿をみたことがない”というような悪い評判も聞こえてきます。進次郎と同じく美人タレントの水野真紀と結婚した、元内閣官房長官の後藤田正晴を大叔父に持ち“自民党のプリンス”とまでいわれた後藤田正純議員が、不倫の果てに結婚詐欺で訴えられるなどして失速した例もあるだけに、進次郎も油断から身を崩すことがないよう気を引き締める必要があるでしょう」
また、別の新聞記者もこう語る。
「政治家の妻になれば、選挙期間中は夫と離れて選挙区に張り付き、支援者に頭を下げ続けなければなりません。想像以上に泥臭い活動となりますが、パリ生まれでフランス人の父と日本人の母という家庭に育った滝川が、果たして耐えられるのか」
いずれにしても、ひとまずはビッグカップルの誕生を祝福したい。
(文=編集部)