ディスカウントショップブランドの最大手であるドン・キホーテ。どんな時間に行っても営業している利便性の良さと、何を買ったらいいか迷ってしまうほど豊富な品揃えで、もはや人々の暮らしに欠かすことのできない存在といえるだろう。
1989年に記念すべき第1号店となる「ドン・キホーテ府中店」がオープンを果たしてから、その規模は年々拡大。現在では「アピタ」や「ピカソ」といった別業態まで合わせると、全国に約650店舗を構えるまでに成長した。
そんなドンキの戦略のひとつに、「情熱価格」というものがある。これはドンキが独自開発した商品に付けられているブランド名で、その高いクオリティと、自社開発だからこそ可能となる驚きの低価格で人気を呼んでいるのだが、なかには“ただ安いだけで機能的ではない”という商品も紛れ込んでしまっている模様。
そこで今回は、ドンキの業態のなかでも総合スーパーとしての性格が強い「MEGAドン・キホーテ」で売られている情熱価格の商品ラインナップを、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が独自にリサーチ。そのうえで「この夏、買ってはいけないアイテム」を5つセレクトしたので、紹介していきたい。
コンフォートサンダルトングタイプ(白)/1077円(税込、以下同)暑い季節のちょっとしたお出かけでは、いちいち靴を履くのも面倒なこともあるだろう。そんなシーンで活躍するのがサンダルだが、情熱価格の「コンフォートサンダルトングタイプ」はおすすめできない。
革製の、一見するとしっかりしたサンダルなので、「この値段なら十分」と思いがちなのだが、実際に履いてみると違和感に気づく。全体的に底がせり上がっており、足先部分が地面に触れないのだ。そのため、歩くときにうまく地面を蹴ることができず、足が疲れてしまう。
さらに、鼻緒部分は柔らかめのビニール製になっているものの、これが少し心もとないつくりで、使い込んでいるうちにちぎれてしまいそうな不安感がある。
夏の行楽シーズンは、避暑地にドライブを計画している人もいるだろうが、ついついサボってしまいがちなクルマの掃除を思い出して、げんなりすることもあるのではないか。そんなときに役立つのが自動車用ウェットシートなのだが、情熱価格の「まるごとウェットシート」は買い控えるのが賢明だろう。
というのもこの商品、あまりにウェットすぎてクルマの表面がビチャビチャになってしまい、いちいち乾拭きしないといけないという大きな欠点があるのだ。雨の日に使ってそのまま乾拭きしないでいようものなら、表面が輪染みになってしまったという報告も上がっている。
321円で35枚入りと、他ブランド品より安価で大容量なのは間違いないのだが、この性能では、普通に洗車したほうが効率的とさえ思えてしまう。うっかり買ってしまうと“安物買いの銭失い”に陥りかねない、要注意な商品といえるだろう。
ソフトスポンジ(4個入り)/73円夏場は菌の繁殖率も高くなるので、つけ置き洗いもなかなかできず、せっせと洗い物をこなさなければならない。そんな毎日の洗い物に欠かせないのがスポンジだが、消耗品であるがゆえに、なるべくコスパのいいものを選んでおきたいところ。
しかし、安すぎるのも考えものだ。情熱価格の「ソフトスポンジ」は、4個入りで73円という驚愕の安さを誇っている。一般的な他ブランドのスポンジが1個150円前後なことを考えると、破格の値段といえるだろう。
だが、うまい話には裏があるというべきか、このスポンジの使用者からは「すぐにヘタってしまい、泡立ちも悪い」との声が多く寄せられているのだ。しかも、裏面の固い部分には研磨材が織り込まれていないので、汚れを落とす性能も決して高いとはいえないのが実態なのである。
めんつゆ 二倍濃縮 1000ml/170円夏バテ気味なときに重宝する食事といえば、サッパリ涼やかなそうめんだろう。キリッと冷やした麺を、香り高い麺つゆに浸してすすれば、夏の疲れも吹っ飛ぶというもの。だが、そんな場面に欠かせない麺つゆにも、実は落とし穴商品がある。
ドンキオリジナルの「めんつゆ」は、たっぷり1000mlも入って170円と、相場から見ても格安だ。しかし、その成分表を見ると食欲が減退してしまうかもしれない。
具体的には、しょうゆや鰹節エキスなどの主成分に加えて、スクラロースのような合成甘味料や、カラメル色素などの合成着色料がふんだんに含まれているのだ。こうした合成甘味料の原価がいくら安いとはいえ、健康のことを思うと、あまりいい気はしないだろう。さらに、実際にそうめんを食べる際に使ってみたが、非常に甘ったるく感じたのが正直なところだ。
香り高い 純正ごま油(200g)/278円夏のだるさを吹き飛ばすには、スタミナ料理が効果的。ビタミン豊富な野菜や、たっぷりの肉を強火で炒めて食べるのは、夏を乗り切る秘訣のひとつといえるだろう。
そこで重宝するのがごま油だが、スーパーに行くと、手づくりの高級品からコスパのいいお手頃価格のものまで、今やごま油の品揃えは非常に充実している。なかでも、ドンキの情熱価格の「純正ごま油」は278円と、業界でもトップクラスの安さだ。原材料もごま油のみでシンプルだし、香りもいい。
では、なぜ今回“買ってはいけない”に挙げたのかというと、容器のフタ部分に難があるからだ。このフタはへたりやすく、容器を大きく傾けて使用するとヘナヘナと下がってきてしまい、流れ出ている油と接触してベトベトになってしまうのである。地味ではあるが、なかなかに厄介な欠点だ。
情熱価格は、あのドンキのプライベートブランドだけに、相場からいってもかなりの低価格を実現しており、高クオリティなものも多い。しかし、それと同時に残念な商品が混ざってしまっていることも事実だ。今年の夏は、ドンキに行った際には慎重な買い物を心がけてほしい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

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