今月放送されたテレビ番組『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)ではが司会を務め、来年開催される東京オリンピックのフジテレビ系メインキャスターを村上信五関ジャニ∞)が務めるなど、相変わらずテレビ界を席巻するジャニーズタレント。

「9月4日には、今年7月に亡くなったジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川さんのお別れ会が東京ドームで行われるなど、ジャニーズ絡みの話題は相変わらず事欠きません。

特にテレビはジャニタレ抜きでは番組を制作することが難しく、いくら公正取引委員会が『新しい地図』への圧力の疑いを調査したとしても、NHK含めテレビ各局のジャニーズ事務所への忖度は続くでしょう」(週刊誌記者)

 そんななか、8月17日に放送された『思い出のメロディー』(NHK)には少年隊東山紀之が司会として登場。かつての少年隊のヒット曲『仮面舞踏会』なども披露し、少年隊として年末の『NHK紅白歌合戦』出場に意欲を見せた。

「これこそNHKがジャニーズ事務所にみせた忖度でしょう」と語るのは、あるスポーツ紙関係者だ。

「東山紀之は実質的にジャニーズの幹部であり、ドラマ出演や情報番組司会などを通じて第一線で活躍していますが、少年隊のほかのメンバーである錦織一清植草克秀は、ほとんど表舞台での活動をしていません。そんな“活動休止”状態の少年隊が『紅白』出場を匂わせたというのだから、これこそNHKがジャニーズに忖度した結果でしょう」

 一方、ジャニーズ側にも“事情”があるという。

「じつは7月12日発行の東京スポーツが報じているように、錦織がジャニーズを年内にも退所する可能性があったんです。ニッキといえば少年隊のリーダーで、言わずと知れたジャニーズの功労者の一人。そんな人物でありながら、ここ何年かはテレビで活躍を見る機会はほぼなく、活動が減少。それまで舞台演出に力を入れていたのですが、ジャニーズがメリー喜多川副社長の娘である藤島ジュリー景子体制になってから、ギャラもカットされるようになり、独立を決意したといわれています。ここ何年かは、個人事務所を設立しようとスポンサー探しに力を注いでいたとか。

 しかし、この7月にジャニーさんが逝去、死後に東スポが『錦織退所』を報じました。その後、両者で話し合いが行われたようですが、事務所サイドは錦織に少年隊の『紅白』出場などでの“活動再開”をちらつかせ、ジャニーズ残留を決めさせたようです。

昔のジャニーズであれば“去る者は追わず”だったでしょうが、このタイミングで錦織が退所となれば、事務所のイメージダウンを招くばかりか、ほかのジャニタレの心境にも大きな影響を与えかねないということで、独立を阻止したようです」(ジャニーズの内情に詳しい芸能関係者)

 もっとも、もし少年隊が『紅白』に出場すれば、それはそれで世間からはいろいろといわれそうだが――。

(文=編集部)

編集部おすすめ