生活雑貨、食品、家具・家電、衣類に至るまで、豊富なアイテムを取り揃えている「無印良品」。どのアイテムもシンプルで落ち着いたデザインながら機能性が高く、さらには値段も手頃という点が魅力だ。
進化を続ける無印良品のなかで、最近特に注目を集めているのが「MUJI to GO」というトラベル商品のシリーズだ。MUJI to GOのアイテムは、旅行先がどこであろうと、滞在期間がどれくらいであろうと、日常生活と同様の快適な時間を過ごすための工夫が随所に施されている。
また、MUJI to GO専門店舗も存在し、丸の内のほか、成田国際空港、関西エアポート、中部国際空港、新千歳空港などで展開しており、早いところでは朝の7時からオープンしている。
秋の行楽シーズンを迎えるなか、旅行や出張に役立つMUJI to GOの便利アイテムを紹介する(価格は税込み)。
キャリーバーの高さを自由に調節できるストッパー付きハードキャリー(35L)/1万3900円MUJI to GOのキャリーバッグは、最小で1~2泊、最大で9~10泊と、さまざまな泊数に対応できる5種類のサイズで展開している。35Lは、おおよそ2~3泊程度に対応。機内への持ち込みも可能な非常に使い勝手の良いサイズだ。商品名にもある通り、持ち手であるバーの高さを自分好みの高さに調節することが可能。ストッパーがボタン式のため、身長やキャリーの引き方に合わせて細かく調整できる優れものだ。
この商品の魅力は、バー部分だけにとどまらない。キャスターは双輪で動かしやすく、素材にもこだわり、極力騒音のない移動を実現。
国内のホテルではアメニティに含まれていることが多い歯ブラシだが、海外のホテルでは置いていない場合も多い。また、連泊となると毎日の清掃で歯ブラシが取り替えられるが、プラスチックフリーが推奨される昨今、歯ブラシを使い捨てにするというのも避けたいところだ。
そこで、重宝するのが携帯用の歯みがきセットだ。この商品は歯ブラシとシリコーンコップが折りたたみ式なので、非常に薄く、とにかく持ち運びに便利。折りたためるコップは多いが、ここまで極薄なのは機能性を追求したMUJI to GOならではといえる。
トラベルS字フック/390円宿泊先のホテルや旅館ではもちろん、移動中の新幹線や飛行機、クルマの中でも使えるのが、この「トラベルS字フック」だ。耐荷重2kgと頑丈で、カバン、傘、おみやげを買った袋、帽子など、ひとつあれば大活躍すること間違いなし。
素材はポリアセタールという樹脂製で軽量、さらに折りたたむとリング状になるため、カバンに付けるなどして携帯もしやすい。旅行先や外出先で使うのに最適な仕様だ。また、フックとしての用途以外にカラビナのようにして細かいアイテムをまとめることもできる。カラーも、黒、ライトグレー、ブルー、マスタードの4色があるため、用途に合わせて使い分けるのもいいだろう。
この商品、基本的には「洗面用具ケース」として売られているが、ホテルによっては洗面台が小さく、洗面用具や女性用の化粧品を並べて置けないことも多い。そこで、細々した洗面用具類をまとめておき、付属のフックをバスルームや洗面所のフックに引っ掛けることで、ケースがそのまま収納に早変わりしてくれるというアイデアグッズだ。
もちろん、そのまま洗面用具ケースとして使ってもいいが、スマートフォンやパソコンのコード、充電器などの電子機器を入れるのもおすすめだ。乱雑になりがちな電子ガジェット類をまとめてホテルの部屋にぶら下げておけば、使い勝手も良く、出張先でも仕事が捗るだろう。
そのまま洗える衣類ケース/745円楽しいリゾートやハードな出張が終わった後、帰宅してから待ち受けるのは荷解きや衣類の洗濯だ。特に、急いで帰り支度をしたキャリーケースの中は汚く、衣類を探し出すだけでも一苦労という状態になりがちだ。また、脱いだ衣類を袋に入れて持ち帰ってくる場合、それらを袋から出し、洗濯ネットに分けて……という作業は旅行後の疲れた体ではなかなか面倒なもの。
そんな経験をしたことがある人にこそ使ってほしいのが、「そのまま洗える衣類ケース」だ。商品名の通り、まるごと洗濯が可能。旅先で脱いだ服はこのケースに収納し、帰宅後にケースごと洗濯機に入れるだけなので、面倒な手間を省くことができる。旅先のコインランドリーでは洗濯ネット代わりとしても使える万能アイテムだ。
MUJI to GOは、旅の移動中、滞在中、そして帰ってきたときにも役立つ便利なアイテムが数多くラインナップされているが、使用シーンはトラベルに限定されているわけではない。
(文=清談社)