現在公開中の映画『一度死んでみた』で主演を務めている女優・広瀬すず。公開から間もないこともありプロモーション活動に大忙しだが、3月25日に放送されたバラエティ番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)での強気な発言が物議を醸している。

 同番組では、広瀬に対するイメージを尋ねた街頭インタビューを放送し、その中で「姉・アリスと喧嘩をしても負けなさそう」という声が出ていた。すると、スタジオの広瀬は「負けたとは毎回思っていないですね」と断言。TOKIO・松岡昌宏から「口喧嘩ですか?」と尋ねられると、「だいたい(アリスが)部屋に逃げていくので、部屋の前まで行って冷静に言い続ける」「『はい逃げた~』とか言っちゃう。絶対逃がしたくない」と具体的な内容まで明かしていた。

 広瀬いわく“姉妹仲はいい”とのこと。しかし、視聴者は彼女の言動に不快感を覚えたようで、ネット上には「姉妹とはいえ、性格が悪すぎるのでは?」「本当に“冷静”だと思ってるなら、姉に対してそんな失礼な発言はしないと思うけど」「笑い話のつもりかもしれないけど、性格が悪いという印象しか受けない」「身内に強気だし、やり方が意外と粘着質。裏の顔がヤバそう」といった批判が多い。

 ちなみに、広瀬は25日夜にツイッターで以下のように説明している。

「いつもよりがっつり話してみようと思ったら、良い言い方しても、気が強い、なのか、、それに収まらないキッツい性格出すぎてて大丈夫かなと思った笑。良い気分しなかった方すみません」

 また、広瀬は、17日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)で発したコメントも非難を浴びている。『一度死んでみた』に登場する「若返りの薬」が欲しいかという質問を受け、21歳の広瀬は“いらない”と回答した。一方で、「10歳くらいパッと年を取れる薬が欲しい」「『30から35歳くらいが一番モテるよ、女は』って言われたことがあって」とも答えたため、「嫌みにしか聞こえない」「30代になって自分の発言を後悔すれば?」「すべての30代女性を敵に回したね」「要は、遠回しに“自分はまだ若い”って自慢?」などの声が相次いだ。

 主演女優の発言が思わぬ批判を招いてしまった『一度死んでみた』だが、広瀬にとっては“コメディ初挑戦”となる作品だ。共演者に、吉沢亮や堤真一、リリー・フランキーといった豪華キャストが名前を連ねたのも、魅力のひとつとなっている。興行通信社の発表によると、映画動員ランキングは初登場2位。3日間の累計興行収入が1億3700万円と、まずまずの滑り出しとなっている。

 ただし、その評価は賛否が分かれているようだ。肯定派からは「おバカコメディだと思っていたけど、意外にも泣けた」「主演級の俳優がチョイ役で大勢登場していて飽きない」といった反響が上がっている。対して、否定派からは「コメディ要素がほとんど笑えなかった」と厳しい意見が寄せられたほか、“デスメタル女子”を演じた広瀬のボーカルパフォーマンスを「微妙」「いまいちしっくりこない」と評する声も見られた。

「広瀬といえば、まだ10代だった2015年に『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)で『どうして、生まれてから大人になったときに照明さんになろうと思ったんだろう』『なんで自分の人生を、女優さんの声を録ることにかけてるんだろう』などと、照明や音声などの裏方スタッフを軽視するような発言を連発して、一気に“炎上女王”となりました。それ以来、何を言っても叩かれるような空気が醸成されており、話題性には事欠きません。確かに誤解されやすい発言が多いのですが、気の毒といえば気の毒ですね。

 一方、女優活動は順調です。1月には出演映画『ラストレター』が公開され、高級ファッションブランド『ルイ・ヴィトン』のアンバサダーに起用されることも発表されました。

また、今夏にフジテレビで放送されるスペシャルドラマでは時代劇に初挑戦するなど、仕事の幅を広げています」(芸能ライター)

『一度死んでみた』で初めてコメディに挑んだ広瀬の苦労は報われるのか。彼女の言動に対する批判が興収に影響しないことを祈ろう。

(文=編集部)

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