チャンネル登録者数112万人の人気ユーチューブチャンネル「コレコレチャンネル KoreTube」で、女性への性的暴行疑惑が上がっている“大食いユーチューバー”が電話出演し、疑惑に答えた。
動画は、コレコレがツイキャスで生配信した時の模様を収録して公開したものだが、その生配信の中で、ひとりの女性があるユーチューバーから性的暴行を受けたとの相談を始める。
この女性は料理関係の仕事をしていることから、大食いユーチューバーが“動画の企画”として、「料理をつくって、それを食べさせてほしい」と依頼してきたという。女性はそれを了承して自宅で料理をふるまい、その後、このユーチューバーが女性宅に泊まることになった。女性はうつ病を抱えていることから睡眠薬を常用しており、この日も薬を飲んで寝ていたところ、夜中に目を覚ますとユーチューバーから性的暴行を加えられていたという。そのユーチューバーが「あいぽん」であり、その日に収録したという動画も明らかにした。
実はこの暴行騒動は昨年10月に起こったもので、当初から話題になっていた。あいぽんの動画チャンネル「あいぽんの毎日」の視聴者が、あいぽんから性的暴行を受けた旨をツイッターで暴露し、警察に相談したことも公表していたからだ。
これを受けて今年3月、あいぽんは同意なしに性行為に及んだことを認め、「長期休暇」に入ることを発表した。「いつ戻れるかわからない」と語ったことから、あいぽんが逮捕されるのではないかとの憶測が広まった。23日に公開した動画の中でも、号泣する姿を見せていることから、「今から出頭するのか」といった声が多くあがっている。
だが、今回コレコレが公開した動画で風向きが変わりつつある。
一連の相談を受けたあとコレコレは、あいぽんに連絡を取り、被害女性を交えて3人でグループ通話を行った。このなかであいぽんは、性行為に及んだのは確かだが、「女性は起きていると思った」と述べ、無理やりではなかったと主張。
当初はあいぽんに批判的な声が殺到したが、女性にも話を聞くと、あいぽん以外にも多くの男性から性的被害を受けた経験があると言う。しかも、過去に3回堕胎したことや、あいぽんから暴行された翌日に「アフターピルの処方費用」として2万円受け取ったものの、病院には行かなかったことが判明。
あいぽんから暴行された当日の経緯についても、初めて会う男性を自宅に招いて泊まらせ、さらに同じベッドで寝ることを了承したと話したことから、「軽率すぎる」「何度も性被害に遭ったわりには、警戒心がなさすぎる」「3回も堕胎しながら、なぜピルを飲まないのか」など、女性の行動を疑問視する声が続出。
睡眠薬を飲んで寝ている女性に性的暴行を加えたあいぽんの行為は、当然、擁護もできないし、批判されてしかるべきだ。だが、女性の一連の告白を聞いてから、視聴者の声はあいぽん批判一辺倒ではなくなってきている。女性はあいぽんを告訴したいとの意向を示しているが、裁判所がどのように判断するのか、興味深い。
(文=編集部)