元プロ野球選手の清原和博の公式ブログが、「残念すぎる」と一部で話題を呼んでいる。

 清原は11月25日に「午後3:33」というタイトルでブログをスタート。

「あの運命のドラフト11月20日から30年が経ち、新たなスタートをしたいと思います。僕のラッキーナンバーは3番です」「あえて初心に帰りたいと思います」と、西武ライオンズ(現:埼玉西武ライオンズ)時代の背番号である「3」にちなんで開始したことを伝えた。

 スーパースターとして一時代を築いた清原がブログを始めたとあって、その内容に期待する声も多かったが、その後は「晩飯」「雨」「昭和」などのタイトルが並び、短いコメントと“自撮り”と思われる清原の写真が投稿されるのみだ。

 さらに、内容は「やっぱり肉はうまいなぁ」「息子が使ってたグラブを見て 今日も1日 生きよう」「たまりにたまった 洗濯ものと戦うで」など、日々の生活についてのものが多い。これについて、一部のインターネット上では「衝撃のつまらなさ」「こんな清原見たくない」との声が上がっているのだ。週刊誌記者は、清原がブログを始めた理由について以下のように語る。

「清原は14年3月に薬物使用疑惑が報じられ、その影響でメディア出演が激減、同年9月には離婚も明らかになりました。今年4月に約1年ぶりにテレビ復帰を果たした後は、積極的にバラエティ番組などに出演し、お遍路のエピソードを披露して“いい人アピール”をするほか、将来的な球界復帰を熱望する姿勢を見せていました。

 そんな経緯もあり、今さらブログを始めた理由は『ダークなイメージの払拭』『信頼性の回復』『親しみやすさのアップ』といったところでしょう。そのため、まるでアイドルか女子アナのごとく、なんでもない日常を載せているのだと思いますが、細切れの文章に不自然な改行も多いことから、業界内からは『病んだOLみたい』『あの外見から、女の子のようなポエムはキツい』との声が上がっています。確かに、あの清原から『やっぱりダウニーはええ匂いや』なんて、聞きたくないですよね」

●誰も求めていない「清原の日常」

 清原は12月13日のブログで、初めて東京ディズニーシーに行ったことを報告している。変装はしたものの、「みんなと同じように普通に並んで」アトラクションを楽しんだようだ。
また、14日には久しぶりに息子2人と食事したことを語り「別れ際に 最後まで手を振る 2人に涙がでた 今、1人ぼっちで 部屋にいる 今年はあと一回だけ さみしい」と結んでいる。

「ブログに“息子ネタ”を使ったことについて、『自業自得』『悲劇のヒーローぶっている』などの声が上がっています。ブログのコメント欄は、当然“検閲”されているため、好意的なものしか載っていませんが、世間は冷ややかな視線を送っているのが実態です。

 清原といえば、かつて野球だけで50億円以上稼いだといわれ、『ウマいもん食って、いい酒を飲んで、いい車に乗って、というのを目標にやってきた』と豪語していました。その言葉通り、夜の街での目撃談は数知れず、数々の高級車を乗り回すなど、豪傑を絵に描いたような人物というイメージが強い。そんな清原から聞きたいのは、やはり球界の裏話や豪遊エピソードではないでしょうか。今のような“ありのままの日常”は誰も求めていないし、このままでは飽きられるのも時間の問題だと思います」(前出の記者)

 また、プロ野球を取材しているスポーツライターは、以下のように語る。

「今、球界は10月に発覚した野球賭博問題で揺れています。これは、読売ジャイアンツ(巨人)の現役3選手が解雇および無期失格という事態になり、渦中の巨人は生え抜きスターの高橋由伸を半ば強引に新監督に就任させるなど、イメージ挽回に必死です。いわば、球界全体で“健全化”に向けて動いている中、かつて薬物使用疑惑が取り沙汰され、現在も入れ墨が入っていると公言する清原はお呼びでないでしょう。

 さらに清原は、8月にバラエティ番組で『終わって、早く遊びに行くことしか考えてない』などと、プロ野球の解説の仕事で手抜きしていたことを暴露してしまいました。本人は球界復帰に意欲を見せていますが、現実的には、しばらく球界から声がかかることはないでしょう」

 さまざまな事情が入り混じった清原のブログは、今後どんな展開を見せるのだろうか。

(文=編集部)

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