芸能界が“不倫祭り”の今年、2月に桂文枝との20年不倫を週刊誌「フライデー」(講談社)で告白した元演歌歌手の紫艶。報道を受けて文枝は、カメラの前で涙ながらに謝罪の弁を述べた。
しかし、最近まで愛人関係だったと言い張る紫艶に対し、文枝は十数年前に関係は終わっているといい、2人の主張は食い違っている。そして、紫艶側から漏れる数々の情報について、最近まで愛人関係にあったという決定的な証拠はいまだに出てきていない。
「紫艶は『文枝と会ったのか?』と聞かれても、『それは言えません』と答えるばかり。自分から連絡をしただけで、会ってもらえなかったようです。文枝さんの所属事務所である吉本興業も、さすがに一時は冷や汗をかいていましたが、結果的に仕事にはなんの影響もなく、レギュラー番組『新婚さんいらっしゃい!』(朝日放送)の続投も決定。文枝さんとの愛人関係は15年ほど前に終わっていますが、紫艶さんはお金に困っているようです。どうにもならなくなり、文枝さんをあてにして連絡を取ってきた。しかし、つれない対応をされたことで、今回のリベンジに出たようです。お金を得られるまで、今後もまだ何か仕掛けてくる可能性があります」(テレビ局関係者)
紫艶は2012年に出したヌード写真集『ろまん』も話題になり、再びヌード写真集を出すという情報や、紫艶が自叙伝を出版するという情報も流れている。自叙伝という体裁とはいえ、文枝に関する暴露本となることは容易に想定できる。
「吉本としては『出すなら出せばいい』という姿勢で、特に圧力を行使するような動きもありません」(前出とは別のテレビ局関係者)
こうした一連の騒動をめぐっては、紫艶の分が悪いと広告関係者は語る。
「不倫は不倫でも、『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音とベッキーの不倫とはまったく異なります。事の発端は紫艶からの告発であり、文枝さんも一時期の関係を認めて謝罪しています。しかも、紫艶さんは多額のお金を文枝さんからもらっています。同じ業界に生きる人間として、紫艶さんはルール違反をしているという見方が強い。結果的に文枝さんの仕事にほとんど影響が出てないということは、出演する番組スポンサーも文枝さんに理解を示したという証です。逆に紫艶さんにとっては風向きがよくないのは明らかで、“完敗”といえるでしょう」
長年芸能界を生き残ってきた重鎮・文枝の“しぶとさ”が際立つ。
(文=編集部)