せめて放送日が1日遅ければ、ファンも起きたことがジョークだと思えたかもしれない――。
テレビ史に残る放送事故級の衝撃は、エイプリルフール前日の3月31日に起きてしまった。
この日、テレビ番組『ミュージックステーション 春の3時間SP』(テレビ朝日系/以下、Mステ)が放送されたが、そこに出演したのが歌手の浜崎あゆみだった。
1998年に『poker face』でデビューし、来年には歌手活動20年目の節目を迎える。初期のころの楽曲を集めたスペシャルメドレーを披露しスタジオは盛り上がったが、テレビの前の視聴者との温度差は、すでにネット上でも話題を呼んでいる。
「劣化ってレベルじゃねーぞ」「昔はかわいかったのに」「もういいだろいい加減。ほっといてやれ」「YUKIやaikoは20代に見えるのに」など、多数の書き込みがみられる。
「Mステの浜崎は、以前よりも全体的に横方向に大幅に膨らんだ印象で、その肌つやのくすみや荒れが目立っていました。やはり肉体は正直なもので、若い頃の不摂生が歳をとると出てくることにつくづく気づかされました」
こう話すのは、かつて浜崎のナイトライフを目にした男性A氏だ。2004年、浜崎は写真週刊誌「FLASH」(光文社)に、東京・新宿二丁目でスタッフを引き連れ、ホルモン焼き店からはじまりゲイクラブをはしごする泥酔姿をスクープされているが、A氏はその一軒目と思われるホルモン焼き店で現場に偶然居合わせた。
「二丁目に遊びに行って庶民的なホルモン焼き店に入ったら、目の前にあゆがいたんですよ。あゆはサングラスをかけていたけど、やや鼻にかかった独特の声ですぐわかりました。タバコをくゆらせながら、ミニスカートからのぞく脚がものすごく細くて、『やっぱり芸能人は違うなぁ』と思ったものです。あとあと聞いたら、ここに取り巻きを連れてたびたび来ていたそうです」
そう男性は回想するが、こう続けるのだった。
「男の私からみても、あゆの食べっぷり、飲みっぷりはかなりのものでしたね。私がお店に入った時点でかなりできあがった様子でしたが、それでも脂身の多いホルモンをおいしそうに頬張っては、サワーや焼酎を次々に飲み干していました。酔い過ぎてトイレに立つときには他の客にぶつかり、『キャッキャッキャ、ごめんなさ~い!』と、奇声を上げていました。さんざん騒いだあと、夜の10時ごろに彼女が男女10人ぐらいの取り巻きの分も含めたお勘定を済ませたと記憶しています。まわりの人たちが『ごちそうさまでしたー!』と彼女に声をかけ、あゆも『いいから、いいから』みたいな感じで話していたので、その店でお開きになったと思っていました。ところが翌週の週刊誌を見たら、その後もさらに飲み歩いたというような話が書いてあって、大丈夫なのかと心配になりました」
その結果は“大丈夫ではなかった”ということが、今回のMステで証明されてしまったのか。その後10年以上にわたり浜崎が胃におさめた酒や肉は、確実に現在の浜崎の体を形づくっているようだ。日々の生活の重要性を、かつての「女子高生のカリスマ」は身をもって教えてくれた。
(文=編集部)
編集部おすすめ