3月30日発売の「週刊文春」(文藝春秋/4月6日号)は、俳優・渡辺謙が21歳年下のジュエリーデザイナーと不倫していると報じたが、メディアの反応は一様に薄く、テレビ各局の情報番組のコメンテーターの意見も手ぬるい。テレビ局関係者は語る。
「一般的に考えられやすいのは、愛人が自分の存在を世間へアピールしたくて、もしくはなんらかの理由で渡辺へ腹いせをするために週刊誌にリークするというかたちですが、この女性は芸能界とはまったく関係を持っていない模様なので考えにくい。誰かに無意識のうちに自慢話をしていた内容が『文春』に流れたという可能性は、ゼロではないでしょうが、故意ではないでしょう。もし謙さんにバレれば、3年近く続けてきた愛人関係にも終わりがくることは目に見えていますから」
そのため芸能界関係者の間では、ある説が根強いという。
「すると意外にあり得るのは、所属事務所によるリークという説です。『文春』記事によれば、渡辺は被災地を訪問した時など、公の場でも不倫相手と共に行動することも多かった。渡辺があえて関係を明かさなくても、妙齢の女性を連れて歩いていれば、男女の関係だということは周囲が察します。しかし謙さんぐらいの俳優になると、大手事務所の社長でも咎められません。そこで、渡辺にお灸を据えるために、事務所側があえて情報を漏らした可能性はあります。そのため、この事務所によるリーク説も結構根強いのです」
だが、渡辺の不倫が公になれば、CM契約中の企業から多額の違約金を要求されたり、今後の新規のCM契約や俳優としての仕事の依頼が減るなど、事務所にとっても大きな損害を受けかねない。にもかかわらず、あえて事務所がリークすることなど、にわかには信じがたいが、現実問題としてあり得るのであろうか。
「違約金が多額といっても、事務所としては想定内に収まりフォローできる範囲の額だと計算しているのでしょう。海外の仕事に影響はないし、国内に関しては事務所の力で抑えがきく。
この報道を受け、大和証券はHP上に掲載されていた渡辺が出演するCM動画を削除するなど、徐々に渡辺の芸能活動に影響が出始めているが、スポーツ紙関係者は言う。
「事務所からは、民放各局はもちろん、スポーツ紙各紙にも後追い取材に関してはNGという抑止力がかけられています。今月2日か3日には謙さんは帰国しているはずですが、ウチが謙さん本人を追いかけることはしません。要は、これ以上スキャンダルの余波が広がることはないということです」
早くも不倫騒動は沈静化に向かうのだろうか。
(文=編集部)