6月17日に開催された「第9回AKB48選抜総選挙」開票イベントの余波が、いまだに続いている。
物議を醸したのは、20位にランクインした須藤凛々花の「結婚します」発言だ。
さらに、大島優子がインスタグラムのライブ配信で「何考えてんのかしら」「何でもありなんですね」と発言し、「この帽子がきっと、私のすべての言葉だと思うの」と「F」で始まる4文字のスラングを示したことで、須藤以上に大炎上。「インスタ動画で不適切なコメントをして申し訳ございませんでした」と謝罪する事態になった。
高橋みなみは、トークライブアプリの755で「ないな」と切り捨て、ツイッターでは「あの事で 酒が進むなー 今日は飲むぞーーーーー」と意味深な発言をしている。
これに対して、有吉弘行が18日のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)で「OBとかOGが学校来て文句言うのが一番うざったいよね」「『私たちの時代は』とか、言い始めたら終わりだよ」と苦言を呈するなど、芸能界を巻き込む議論に発展している。
「大島とすれば所属事務所の先輩から怒られてしまったわけで、手痛い失態といえるでしょう。そもそも『さすがに下品』『行動が軽率すぎる』といった声が上がっているほか、自身も13年末の『NHK紅白歌合戦』で北島三郎の“卒業”を台無しにするかたちでAKBからの卒業を発表、『紅白を私物化するな』と批判を浴びた過去があるため、『お前が言うな』という反応も出てしまいました。
また、ルール破りとはいえ、人生最大の慶事ともいえる結婚に対して祝福ムードゼロだったことを疑問視する向きも少なくなく、いかにも“怖い先輩”感を出している高橋とあわせて『もはや老害』という声すら上がっています」(テレビ局関係者)
そんななかで、前田敦子の株が上がっているという。それはなぜか。
「須藤の結婚宣言に対して、何も発言していないからです。総選挙については、インスタグラムで『秋元先生、AKBスタッフさん達とテレビにかじり付いてます』『時代は流れてますね。
●須藤凛々花と幻冬舎・見城徹社長の気になる関係
今年の総選挙は沖縄県で行われたが、当初予定されていたビーチでのイベントおよびコンサートは天候の関係で前日に中止が決定。急遽、豊見城市立中央公民館で無観客という状況で行われることとなった。
そして、蓋を開けてみれば、指原莉乃が24万6376票という圧倒的な得票数で史上初の3連覇を達成。さらに、渡辺麻友が電撃的に卒業を発表した。しかし、翌日のスポーツ紙では指原でも渡辺でもなく須藤の結婚宣言が1面を飾り、その衝撃度を物語っていた。なかでも、「一番の被害者はまゆゆ」と語るのは、週刊誌記者だ。
「スキャンダルを武器にのし上がってきた指原と清純派アイドルを具現化したような渡辺は、いわば水と油。ライバルの指原に10万票以上の大差で負けた上に、最大の見せ場ともいえる卒業発表の場は地方の公民館。さらに、後輩の“禁じ手”ともいえる結婚発表で話題をごっそり持っていかれる……。これ以上ない悲劇でしょう。
では、事実上の解雇もささやかれる須藤の今後は、どうなるのだろうか。
「須藤といえば、幻冬舎の見城徹社長と親交が深いことで知られています。16年には『人生を危険にさらせ!』という意味深なタイトルの著書(堀内進之介との共著)を刊行していますが、これも幻冬舎から。須藤は、今は立場上言えないことも多いでしょうが、スクープを書籍で打つというのが幻冬舎のスタイル。今後、見城社長がなんらかのかたちでかかわるのでは……と見る業界関係者は少なくありません」(同)
須藤をめぐる動きは、まだまだ収まることがなさそうだ。
(文=編集部)