6月のある平日の新宿二丁目。終電間際となり、バーのお客たちがポツポツと帰りだした頃、とある老舗ゲイバーにふらりと姿を現した人気俳優がいたという。
特に変装もせずカジュアルな出で立ちで、慣れた感じでカウンターに腰を下ろしたのは妻夫木聡。彼が訪れたのは、カウンターだけの小さい店で女性やノンケ(異性愛者)も受け入れる、ベテランママの癒し系トーク目当てに大物芸能人たちも足繁く通うことで評判の店だ。
「妻夫木さんは自然に二丁目に溶け込んでいましたね。ママへの仕事などの近況報告以外には、静かにお酒を飲んでいました」(居合わせた客)
昨年9月に公開された映画『怒り』で妻夫木は、綾野剛と同性愛カップルを演じている。2人の激しくねっとりしたベッドシーンは、二丁目界隈では「本物?」と思われるくらいに大評判となったそうだが、妻夫木は撮影前から役作りのため共演者らと二丁目のバーやクラブへ通いはじめ、映画の撮影終了後も姿を見せているという。
「ママと他のお客が、二丁目ならではのえげつないワイ談を交わしている間も、妻夫木さんは特に反応することもなく、聞き流していました。相当、二丁目のバーに慣れているようでしたね」(前出・居合わせた客)
『怒り』の作中では、ハッテン場で出会いすぐに妻夫木と綾野の2人が演じるキャラクターは同棲を始める。妻夫木と綾野も役作りのため、演じるキャラクター同様、2週間程度の同棲を行ったのは有名なエピソード。
「普通の日常生活の匂いを出したかったので、同居して気づくことが大切だった。使っているワックスが同じだったり、『おやすみ』『ただいま』と言える相手がいることや、歯ブラシが2つ並んでいることとか、些細なことがうれしかった」などと、映画誌などのインタビューで妻夫木は語っている。
そんな妻夫木だが、昨年8月に女優のマイコと結婚したばかり。新妻が待つ我が家が恋しい時期だろうが、それでも二丁目通いが止まらないようなら、あらぬ噂が立ってしまわないか、心配される
●浜崎あゆみ二丁目通い復活! ただし最盛期は20人もいたお付きは4~5人に…
一方で、二丁目好きで知られている浜崎あゆみが、5月17日、自身のインスタグラムで「2丁目が大好き」と発言し、改めて話題になっている。
「私の青春時代は2丁目で過ごした想い出で埋め尽くされている。狂ったように忙しかったあの頃、仕事が終わってごはんを食べるのも、飲みに行くのも、ボロボロになって泣きに行くのも、嬉しいことがあってお祝いをするのも、いつだって2丁目だった」と絶頂期を振り返っている。
その浜崎だが、最近になってまた二丁目遊びを復活させたらしく、以前よく通っていたイケメンママがいるバーで頻繁に目撃されているという。
「最盛期には20人近くのお付きのスタッフと二丁目を訪れていましたが、最近は4~5人だけ。人気低迷で収入が激減して、スタッフたちも離れていったのかもしれませんね」(二丁目関係者)
また『北の宿から』など大ヒット曲を持つ演歌歌手の都はるみも二丁目に出没しているという。都はるみといえば、2015年11月に単独コンサート活動を休止すると涙ながらに宣言し、その後表舞台に姿を見せないが、二丁目の老舗カラオケバーでは頻繁にその姿を見ることができるのだとか。
「老舗のカラオケバーによく通っています。見た目は普通のおばさんなので目立たないのですが、ひとたびマイクを持つと、力強いこぶしと抜群の歌唱力で、すぐに都はるみだとわかりますね(笑)」(前出の二丁目関係者)
芸能人たちにとって、新宿二丁目は一番プライバシーが保たれる場所だという。そのためリフレッシュ&リラックスのためにお忍びで通う。大いに二丁目で充電して、その歌や演技で私たちを魅了してもらいたい。
(文=編集部)