今年もメジャーアイドルからマイナーアイドルまで223組1480人のアイドルが集い、8月4~6日にかけて開催されたライブイベント「東京アイドルフェスティバル」(以後、「TIF」)。そのなかで、“坂道シリーズ”と呼ばれるアイドルグループ・乃木坂46と欅坂46によるライブではおおいに盛り上がった半面、ファンが憤る一幕もあったという。
まず、5日に行われた欅坂46と“ひらがなけやき”と呼ばれる、けやき坂46の野外ステージでのジョイントライブ。この日は、サプライズ出演もあり2度の登場があったというのだが……。
「16歳で高校1年生の最年少センターの平手友梨奈が体力的なものなのかメンタル面なのかはわからないのですが、観客も気づくぐらいコンディションが悪そうだったんです。まだ午前11時ごろに、サプライズで登場した『危なっかしい計画』を歌ったときからして、顔が真っ青でした。
その約2時間後の本番ステージでは、さらに平手のコンディションは悪くなっていたようです。5曲を披露したのですが、終盤の『二人セゾン』『サイレントマジョリティー』では、ひたすら下を向いて表情も見えなくなるほど。楽曲のラストで、グループのメンバー皆でポーズを合わせるシーンでも、1人だけポーズをとれないほどでしたどこか」(アイドルライター)
平手というと、8月2日から開始された欅坂46初全国ツアーの神戸公演でも、ライブの後半にダウンし、離脱してしまうというハプニングが起こしてしまったばかり。それだけに、現場ではスタッフから取材陣にこんな通達があったという。
「ステージが終わった直後にイベントスタッフから、平手が体調不良のなかでのパフォーマンスだったため、平手に寄った写真や、フォーカスした記事にしないようアナウンスがあったんです。これには現場にいたカメラマンたちも『撮らせられないぐらいのボロボロな状態でパフォーマンスさせるなよ』と、ため息ととともに同情する声が上がっていました」(前出のアイドルライター)
一方、6日の乃木坂46ステージ。公式サイトでは3期生による単独ステージという触れ込みだったのだが、実際のステージでは思わぬ光景が繰り広げられたという。
「白石麻衣や生駒里奈、西野七瀬など、すでに人気があってメンバーを動かしづらい1、2期生とは少し離れて、3期生のみで単独公演などを行うなどコツコツと実績を積み重ね、メンバーも次第に知名度をあげてきています。
ところが、この日はパフォーマンスの中ほどで『応援に駆けつけたよ!』と、白石ら選抜メンバーが登場。そこまではまあ良かったのですが、合同で『ガールズルール』を歌い始めた瞬間、選抜メンバーたちがセンターに陣取り、3期生たちがバックダンサー化してしまうという、先輩が後輩のステージを“乗っ取り”したような状態になってしまったんです。このサプライズに、現場では喜ぶファンも多かった半面、ネット上では『おいしい所だけ先輩が持っていったみたい』『3期生オンリーのステージにさせてあげるべきでは?』と、納得がいかないファンからの意見も多かったです」(前出のアイドルライター)
どうやら坂道シリーズたちの危なっかしい場面が頻出した今年のTIF。AKB48グループを凌ぐほどの人気を獲得しつつある坂道シリーズだが、ファンたちを炎上させてしまったり、事故が起きないことを願いたいものだ。
(文=編集部)