11月20日に放送されたテレビ番組『「ヒロミ、自宅を作る。」完成披露SP~八王子リホーム6か月完全密着~』(日本テレビ系)が平均19.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録したタレントのヒロミ。同番組はヒロミがレギュラー出演する『有吉ゼミ』(同)内の人気コーナーの特別編で、数々の家をリホームしてきたヒロミがその集大成として自らの豪邸を改築したもの。

今年の5月に自宅の壁を壊してから半年にわたる様子を紹介したのだ。

「目黒区にある約3億円ともいわれている“ヒロミ御殿”ですが、築年数が31年と結構な年数になってきたため、リホームを決意したとか。その間はそこから数キロ離れた都心にある家賃約50万円のウィークリーマンションでリッチな生活を送っているそうです」(放送作家)

 番組内でもヒロミのこだわりが紹介され、自宅のモチーフは六本木にあるグランドハイアット東京。インテリアもそれに見合う家具や家電が用意され、仲がいいことで知られる妻の松本伊代のため、“女優ミラー”なる鏡を取り付けたドレッサーまでつくるサービスぶりを見せている。

 数年前までは芸能界から“消えていた”ヒロミとは思えない復活ぶりだが、「かつてのコワモテ芸人も、今は日テレに言い返せない事情があるそうですよ」と、ある芸能事務所関係者は明かす。

「じつはヒロミさん、今年の5月に『ハチオウジ工務店』という名前のリホーム会社の設立を明かしていて、そのとき“将来的にはリホームをやりたい”と話していたことがあったんです。彼は実家が工務店だし、2年前から『有吉ゼミ』で芸能人の部屋をDIYでリホームする企画がヒットしただけに、自分もリホーム会社を手がけることに色気が出てきたんでしょう。ところが、日テレから“ウチとコラボしているように思われる”との理由から、リホーム会社なのに“リホームで儲けるのは辞めてほしい”との苦情が入ったそうなんです。昔のヒロミだったらそんな要求は突っぱねていたと思うんですが、今のヒロミはかつてテレビを干されていたこともあって“忖度できる”大人に。結局、ヒロミの会社はリホーム事業には進出せず、キャップやシャツなどのアパレル商品だけに専念しているそうです」(芸能事務所関係者)

 八王子の暴走族上がりのヒロミだが、こうした“モノわかりの良さ”がテレビで生き残っている理由のようだ。
(文=編集部)

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