2月5日放送の連続テレビドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)第4話が平均視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。これまで8.6%(第1話)、9.0%(第2話)、8.8%(第3話)と推移し、ここにきて自己最低記録を更新。

2ケタ到達への道のりは険しくなっているが、インターネット上では、この第4話を「1週間楽しみにしていました!」という声も多かった。

 深田恭子が主演を務める同ドラマは、主人公のアラサー塾講師・春見順子(深田)が教え子の高校生・由利匡平(横浜流星)を東京大学に合格させるべく奮闘する一方、匡平と、その担任教師・山下一真(中村倫也)、順子のいとこ・八雲雅志(永山絢斗)との“四角関係”を繰り広げるというラブコメディ。鈍感な順子は匡平の受験対策で頭がいっぱいなので、なかなか“恋のフラグ”にも気づけず、それが話をおもしろく(ややこしく?)している。

 第4話も、ヘタレな雅志が意を決して告白したシーン(第3話ラスト)から再開したものの、順子はいとことしてしか認識していないため、告白と気づかないままだった。片や、この現場を目撃してしまった匡平は雅志も順子を好きなのだと知る。さらに時が流れ、匡平は高校3年生の春を迎えたが、順子からいつまでも子ども扱いされることにイライラしていた。そんななか行われた塾の強化合宿で匡平に喫煙疑惑が浮上する……という内容だった。

 ネット上では当初から、タイプの違う男性キャラクターたちに魅了される“はじこいファン”が続出しているが、今のところ一真は出番が少なめ。しかし、匡平の担任として一真が高校で授業を行う場面が放送されると「こんな先生だったら学校に通うのも楽しそう!」「うらやましい!」といった声があがり、たまに一真と順子がバーで飲む展開になると「タバコ片手に酒を飲む山下先生がカッコよすぎる!」「色気がヤバい」などと大騒ぎだ。

 そして今回、予告動画で一真&順子の飲みシーンと、一真が順子の頭にポンポンと触れるシーンも紹介されていたことで、ネット上では「第4話が待ち遠しい!」と話題に。いざ当該場面がオンエアされると、「山下先生の頭ポンポンきたー!」「しぐさ、眼差し、声、すべてパーフェクト!」「私なら中村倫也の隣で飲めるだけで幸せだけど、頭ポンポンまでされたら幸せすぎて失神するわ」「山下先生って既婚の設定だよね? でも顔が中村倫也ってだけで許される感ある……」などと盛り上がっていた。

 また、第4話の注目ポイントは一真だけではない。
予告動画には匡平が順子に「ごほうびください」と寄りかかるシーンもあったため、“ユリユリ(匡平の愛称)ファン”が大歓喜。これも、本編で「ごほうびください」がオンエアされた瞬間、「いくらでもあげたくなる!」「ユリユリの『ごほうびください』の破壊力、想像以上だった……」「私が言われたんじゃないのに、ドキドキが止まらない!」など熱狂的なコメントが飛び交っていた。

 このように、予告動画で注目を集めていた上、実際の放送でも視聴者を大満足させたはずの第4話だが、視聴率は伴わず。ただ、同枠前クールに有村架純主演で放送されていた『中学聖日記』も第4話は自己最低の5.4%だったので、中だるみしやすいタイミングなのだろうか。

 ちなみに、『中学聖日記』も“先生と生徒”の恋愛が描かれていたが、主人公・末永聖(有村)の相手が中学生の黒岩晶(岡田健史)だったとあって、ネット上で物議を醸した。『はじこい』の順子と匡平について「アラサーと高校生の恋愛もあり得ない」という意見もあるが、「重い雰囲気だった『中学聖日記』より、『はじこい』のほうがコメディだし見やすい」と支持されている印象。今後の視聴率回復に期待したいところだ。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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