先日、現役引退を発表したメジャーリーグ、シアトル・マリナーズのイチローは数々の記録を打ち立てたが、その裏に日々の“ルーティン”があったことは広く知られている。たとえば、かつての彼の代名詞にもなった「朝カレー」や会見で明かされた「試合前のおにぎり」が有名だが、実は芸能界にもイチロー並みの知名度を誇る人物が、ルーティンにこだわりを持っているという。



「明石家さんまさんですよ。世間的には“軽い男”というイメージが強いさんまさんですが、実は義理堅く人情味あふれる人として業界では知られています。そして、一見すると小さいことにはこだわらなそうな性格にみえて、とてもルーティンにこだわる人なのです」(さんまを知る芸能関係者)

 すでに還暦を超え、芸の劣化や飽きなどが指摘されつつもお笑い界のトップに君臨する、さんま。現在もゴールデンタイムに多数の冠番組を抱え、いまだ勢いは衰えていない。そんな“お笑い怪獣”のルーティンとはいったいどんなものなのか。

「まずは住まいです。さんまさんの自宅は東京・千代田区にある、ごく普通の一軒家。国会議事堂や最高裁判所、自民党本部などが集積する一帯で、芸能人は港区や品川区、世田谷区などに一軒家を構えるか、高級マンションに住んだりするケースが多いですが、さんまさんはなぜか千代田区。実はあまり引っ越しをしないタイプで、自分が縁を感じたところだけに住む主義なんです。

 現在、住んでいる一軒家ももともと『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)時代からの盟友が住んでいた家だったもので、その人に勧められたことから居を構えています。ここに住むようになった2000年代以降の活躍はご存じの通りです。ちなみに、知名度がある芸能人でこのあたりに住んでいる人は、ほとんどいないはずです」(同)

 そのほかにも“さんま流”のルーティンがあるという。


「たとえば、コンビニひとつ行くのにも、自分で決めたところにしか行かないんです。その決めたコンビニに何があるのかはわかりませんが、とにかく1カ所のところにこだわり抜く。さんまさんの盟友として知られる木村拓哉さんも、車でさんまさんを迎えに行くときは必ず、さんまさん行きつけのコンビニ前で待ち合わせるそうです」(同)

 イチローもルーティンで数々の記録を打ち立てたが、さんまも同じくしてお笑い界のトップに君臨しているのかもしれない。
(文=編集部)

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