現在放送中のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の視聴率が1桁台と低迷が続き、3月には出演するピエール瀧が麻薬取締法違反容疑で逮捕されるというスキャンダルにも見舞われるなど、マイナスの材料ばかりが目立っている。
「業界では“『いだてん』は呪われている”と揶揄する声もあるなか、制作サイドは視聴率上昇に向けてあがいているようです。
3月いっぱいで第1章であるストックホルム編が終了したが、脚本を担当する宮藤官九郎は出演したラジオ番組内でドラマの構想に5年の歳月を費やしたことを明かし、ドラマへの並々ならぬ熱意を語っている。
「ピエールの逮捕で、クドカンの努力も水の泡となりました。ピエールが逮捕された翌日、撮影現場では、まるでピエールは最初から出演していなかったかのように、出演者やスタッフからその話題は出ませんでした」(制作関係者)
そんななかピエールの復帰について、一部からはこんな声も聞こえてくる。
「NHKやスポンサーの力が強い民放テレビでの復帰は、確かに難しいでしょう。しかし、たとえば映画や舞台は、騒動が落ち着けばピエールを受け入れるでしょう。2月に逮捕された俳優の新井浩文に関しては、性犯罪ということもあり、復帰するとしても10年から20年はかかるといわれていますが、大麻不法所持での逮捕歴がある萩原健一が『いだてん』に出演した例もあるように、芸能界は薬物関連で事件を起こしたタレントに対しては、意外に甘いという風潮があるのは事実です。ピエールも俳優としては唯一無二の存在を誇っていただけに、近い将来、復帰の可能性は高いという見方が多いです」(テレビ局関係者)
また、別の業界関係者もこう語る。
「骨のある映画監督や舞台の演出家は、“この俳優を起用したい”と思えば、その俳優がたとえ過去に犯罪を犯していようと使いますよ。映画や舞台は見たい人だけがお金を払って鑑賞するので、不特定多数の人の目に触れるテレビと比べて、世間から理解を得られやすいという面もあるでしょう。俳優の過去や本人のイメージが役とリンクすれば、よりリアルに見えますから、そういう意味でも役者としては評価の高いピエールが復帰する日はそう遠くないといわれています」
過去に性犯罪や違法薬物犯罪を起こしたものの、現在も芸能活動を継続しているタレントは多い。ピエール復帰に向けたハードルは低いのかもしれない。
(文=編集部)