放送できるギリギリの線か

 「SmaSTATION!!」で香取慎吾・他の番組でもSMAPメンバーと共演してきたテレビ朝日大下容子アナが、15日の同局「ワイドスクランブル第2部」で非常に踏み込んだ発言をし、話題となっている。特集のコメントで、

「香取さんと14年くらいご一緒させていただいてるのですが、本当にまじめでひたむきでピュアな方。

何よりSMAPのことをすごく愛してらっしゃる。ファンのことも愛している。その香取さんがこの解散という結論を出されたことに非常に不条理なものを感じます。メンバーどなたも悪くないと思うんですね。なのにこういう結論になってしまったんですけれども、みんなそれぞれに才能あふれる方なのでそれぞれの道で輝かれると思いますし、それを応援したいです」

と発言したのだ。

 この発言に含まれる「香取さんがこの解散という結論を出されたことに非常に不条理なものを感じます」「メンバーどなたも悪くないと思うんですね」は、かなりメッセージ性が強い、というか際どいところを突いている。

というのは、ジャニーズ事務所サイドでは御用メディアを通じて(前マネージャーに育ててもらった)香取が特に頑なだったというような扱いとしているからだ。だが、その図式は誤っているのではないか、工作ではないのかという見方が、事務所パワーの通じないところでは囁かれている。それを裏付けるかともとれるコメントだった。

 大本営発表的意味合いが強い、他局の薄っぺらい報道よりも、番組を通じ長くSMAPメンバーと接してきた大下ならではのメッセージ、ファンの中でも心を打たれた人が多かったようだ。

(文・編集部)