来年お目見えする予定のAppleファン待望折りたたみモデル「iPhone Fold」に対抗すべく、最新モデルが好調で一気に評価を取り戻したSamsungが勝負に出ます。詳細は以下から。
◆好調な折りたたみGalaxyに新モデル登場
韓国メディア「ETnews」の報道によると、SamsungはFold(横折り)型スマホの新モデルを構想しているそうです。
これは現行モデルと同様の「Galaxy Z Fold8」に加え、内部ディスプレイのアスペクト比が片側18:9、展開時18:18(1:1)の完全な正方形になるワイドタイプを目指しているとのこと。
つまり、来年の折りたたみGalaxyは『Galaxy Z Flip8』、『Galaxy Z Fold8』に『Galaxy Z Wide Fold8(仮)』を加えた3モデル展開になるとされています。
Samsungの内部情報にも詳しいIce Universe氏が公開したイメージ図はこんな感じ。

現行のGalaxy Z Fold7も従来より正方形に近くなっていましたが、ついに『画面が真四角の折りたたみスマホ』を作ることになるSamsung。具体的な仕様は今月末から来月上旬にかけて決定予定とのことです。

◆新規参入のAppleをけん制へ
なお、新モデルが導入される理由について業界関係者は、『Appleの参入でフォルダブルPhone市場が本格的になるため』『Galaxy Z Fold7が好調なため、ラインナップを増やして勝負を仕掛ける見込み』とコメント。
市場調査会社「Omdia」もiPhone Foldの登場する2026年以降はフォルダブル有機ELの出荷量が右肩上がりになり、スマホ向け有機EL市場全体で現状2.2%しかないシェアが2032年には約4倍の8.6%になると予測しています。

とはいえ今の折りたたみスマホ市場は非常にシビアで、Googleも新型「Pixel Tablet」の開発を凍結したほどですが、参入の遅れたAppleは体制を整えるSamsungや低価格で攻める中国メーカーに太刀打ちできるのでしょうか。
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