スキンケア歴が長くなればなるほど毎日の手入れは義務的になり、いつしか自己流になってしまいがち。

しかし間違ったスキンケアは肌によけいな刺激や負担がかかり、逆効果になることも。

そこで、ついやってしまいがちな「なおざりスキンケア」と、これまでの取材で見聞きした正しい手入れの一部をご紹介しようと思います。

忙しい女性ほどやってしまう「ゴシゴシ洗顔」に注意

忙しい朝やしっかりメイクを落とす際、ついついゴシゴシと力を入れて洗顔してしまいますが、過度なゴシゴシは肌に必要な角質層や保湿力まで削ぎ落としてしまいます。正しい洗い方を下記にまとめました。

(1)濡らした手で、洗顔料をしっかり泡立てる
(2)はじめに皮脂が多いTゾーンから泡をポンと乗せ、手のひらで泡をくるくる転がすように洗っていきます。この時、肌に手のひらがついていなくても大丈夫です。
(3)ぬるま湯でしっかり洗い流す。ゴシゴシせずに、お湯を顔に数十回優しくあてるような感じで洗います。その後冷水で毛穴を引き締めると尚良いです。

肌には刺激が強い、化粧水の「パチパチパッティング」

パチパチと音を立て、顔を叩くように化粧水をパッティングする女性を公共シャワールームで見かけます。そのスタイルがベーシックだった母親世代を見て育ち、自然にマネをしている人も多いようですが、叩かなくても化粧水は肌に入ります。

姉妹サイト「MYLOHAS」でも記事にさせていただいた、メイク講師で「Serendipity Color」の関根智恵子さんによれば「桃をさわる感覚でやさしく、肌を動かさない程度に化粧水をつける」方がスキンケアには効果的とのことです。

「ファンデがヨレるからクリームを塗らない」は間違い

ファンデーションがヨレるから、乾燥が激しい季節以外に、メイク前は保湿クリームを塗らないという声をよく聞きます。

が、実は乾燥しやすい40代の肌は保湿クリームを塗ったほうがヨレ防止になります。

ファンデーションはパウダーもリキッドも粉から出来ていますから、乾燥した肌に乗せるとサラサラと逃げてしまいます。どんなにヨレにくさを謳ったファンデも、しっかり潤った肌の上に乗せて初めて、その効果がじゅうぶんに感じられるのです。

せっかくスキンケアをするならその効果を感じたいもの。私も忙しいときなどつい「なおざりスキンケア」になっていないか、自分の習慣をチェックしてみようと思います。

Portrait of the beautiful elegant girl with curly hair via Shutterstock

(文/力武亜矢)

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