しかし、現在のプリンセス・モナコであるシャルレーヌ公妃もまた、ハリウッド女優にも引けを取らないほどの美貌の持ち主です。しかも元水泳選手という異色の経歴をもつことでも知られています。
ロイヤルファミリーに双子が誕生そんな公妃が、去る12月10日に男女の双子の赤ちゃんを無事に出産しました。まず、17時4分にカブリエラと名づけられた女の子が、その後、17時6分にジャックと名づけられた男の子が生まれました。
父親であるアルベール2世公が、継承について語ったことが、「Closermag.fr」で紹介されています。
1641年のペロンヌ条約に従って、第一子は、モナコ公室の第一公位継承者となり、ボー(プロヴァンス地方)公爵の爵位も継承します。また、第二子は、第二公位継承者となり、カルラデス(オーヴェルニュ地方)伯爵の爵位を継承します。
「Closermag.fr」より翻訳引用
この際、通常であれば、いちばん初めに生まれた女の子のガブリエラ・テレ−ズ・マリー公女が、第一子と認識され、第一公位継承者になりそうなものです。
しかし、記事によれば、実際には、後から生まれた子どもを第一子と見なすとのことでした。
古くからの伝統では、後から生まれる子供を第一子と見なしてきました。何故ならば、その子がいちばん最初にお腹の中に宿ったからです。これは、王室で代々尊重されてきた決まり事でした。
「Closermag.fr」より翻訳引用
ただ、モナコでは、「王位継承は男子優先の長子相続」のルールがあるため、どちらにしろ今回のケースでは、ジャック・オノレ・レーニエ公子に相続の権利があることにかわりはありません。
しかし、双子がどちらも男児だった場合、これらの決まり事の力が大きく働くことが想像できます。
生まれて早々、公位継承の問題が発生するのも、公子・公女ならではの定めです。
シャルレーヌ公妃とアルベール2世公の出会いそんな2人の母でとなったシャルレーヌ公妃は、2000年のシドニーオリンピックでは、南アフリカ共和国の競泳選手として活躍した経歴の持ち主です。
彼女の夫である、モナコ公国のアルベール2世公とは、2000年のモナコ国際水泳大会で知り合い、2006年にその付き合いが公のものとなりました。誰もが心惹かれるような、シャルレーヌ公妃のまばゆいばかりの美しさと、母親譲りの水泳の才能には、アルベール2世公も魅せられてしまったようです。
およそ1千万ドル(約12億円)と言われるエンゲージメントリングや、2011年の結婚式で身につけたドレスが130メートルものシルクから作られ、4万ものクリスタルが散りばめられていたことなどが当時話題になりました。
これから双子を連れて、公の場へ出てくることが待ち望まれているシャルレーヌ公妃。ファッションアイコンでもある彼女は、きっと産後も美貌をキープし続け、美しい二児の母であり続けることでしょう。
[Closermag.fr, Unofficial Royalty]
photo by Getty Images
(下野真緒)
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