服飾・化粧品・香水・宝飾品など、幅広く展開し、女性を惹きつけてやまないブランド「シャネル」。

今年1年頑張った自分へのご褒美には、やはり「シャネル」を選びたいもの。

「古い価値観にとらわれない女性像」がブランドポリシーであり、コルセットからの女性の解放を意図して服をデザインしたのはとても有名です。

そんな「シャネル」の創設者、ココ・シャネル自身の人生は、とても魅力的で波乱に満ちたものでした。彼女の残した名言とともにその人生を振り返ります。

逆境に向かっていく強い姿勢

私は流れに逆らって泳ぐことで強くなったの。

Coco Chanel Quotes」から翻訳引用

ココ・シャネルが11歳の時に母ジャンヌが病死。彼女は行商人の父アルベールに捨てられ、孤児院で育ちました。

その後、お針子として生活を立てるうちにグラン・カフェで歌手になりたいと夢見るようになるも、オーディションはひたすら落選。芸能生活を諦め、パリ郊外の牧場で愛人生活をしていました。

この言葉は、シャネルの生き方そのものを表しているのかもしれません。

かけがえのない人間を目指して

かけがえのない人間になるには、常に他人と違っていなくちゃ。

Coco Chanel Quotes」から翻訳引用

愛人生活の傍ら、退屈しのぎで帽子の制作をしていたシャネル。そのデザインが認められ、帽子のアトリエを開業したところから、彼女の躍進が始まります。

「男性の飾り物である若い女」ではなく、それ以上の何かになりたい。その情熱がシャネルを突き動かしたのかもしれません。

美しさと自由の両立

服が優美であるとは、快適であるということ。身動きの自由さがなければ、それは最上のものとは言えません。

Coco Chanel Quotes」から翻訳引用

「女性の美しさと自由」、それはシャネルのデザインの生涯のテーマでもありました。

シャネルが抱いていた、コルセットが前提とされた窮屈な女性ファッションへの疑問が、有名なシャネルスーツに結実することになります。

人としての品格を求める

贅沢を貧乏の反対と考えている人がいます。でもそれは違います。贅沢とは下品さの反対なのです。

Coco Chanel Quotes」から翻訳引用

そんなシャネルが重要視したのが人としての品格でした。彼女は、様々な言葉・言い回しで「下品であること」を糾弾します。

私は贅沢が大好きです。

贅沢とは、単にお金をかけることや、けばけばしく飾り立てることではなく、下品でないことをいうのです。下品という言葉ほど醜いものはありません。私はこれと闘う仕事をしています。

Coco Chanel Quotes」から翻訳引用

下品な服装は服だけが目につき、上品な服装は女を引き立たせます。

Coco Chanel Quotes」から翻訳引用

劣悪と言える環境で生まれ育ち、それでも凛として自分自身を失わなかったシャネルだからこそ、鮮やかに見えた本質があったのかもしれません。

男性に媚びることなく、多くの恋をしながら、自立した生き方を求め続けたシャネル。身体の解放、そして精神の解放。

ウーマンリブの動きにもつながるシャネルのファッションは、今も自由を片手に躍動する女性の憧れの対象として存在し続けています。 

20歳の顔は自然からの贈り物。50歳の顔はあなた自身の功績。

Coco Chanel Quotes」から翻訳引用

女としての在り方、そして人としての在り方を追求し続けてきたシャネルが生み出したものを心と身体にまとう時、人はより一層輝くのかもしれません。

Coco Chanel Quotes

 Beautiful young woman dressed in vintage style via Shutterstock

(鈴木くらら)

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