これまで男性社会のなかでキャリアを積んできた人は特に、女性ゆえに差別されたと感じたことが1度はあるのではないでしょうか。
日本と比べて、筆者の住むアメリカは男女平等が進んでいるように見えますが、昇進や賃金においてまだまだ格差があるという報告もあります。
発言してもらいたいことがあったら男性に頼みなさい。成し遂げたいことがあったら女性に頼みなさい
ーーマーガレット・サッチャー
「Harper's BAZAAR」より翻訳引用
「鉄の女」と呼ばれ、1979年から1990年までイギリスの首相だったマーガレット・サッチャーは、強固な意志と行動力を持つ女性の代表といえるでしょう。
女性はティーバッグのようなものです。熱湯に入って(苦境に陥って)初めて自分がどのぐらい強いかに気づくのです
ーーエレノア・ルーズベルト
「Harper's BAZAAR」より翻訳引用
アメリカ第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻、エレノア・ルーズベルト。ポリオを患った夫を励まし、13年にも及んだ彼の大統領任務を支えました。夫の亡き後、トルーマン大統領に請われて国際政治に関わることになった彼女は、自らの経験をもって上の言葉を発したに違いありません。
問題は、誰が私にやらせてくれるのかということではなく、誰が私を止めることができるのかということなんです
ーーアイン・ランド
「Harper's BAZAAR」より翻訳引用
アメリカで活躍した帝政ロシア出身の作家アイン・ランドはこう言いました。そう、行動するのに誰の許可もいらないのです。
声高く自分の意見を言おう意見を持っている女性、それは強い女性なのです
ーーメリンダ・ゲイツ
「Harper's BAZAAR」より翻訳引用
メリンダは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団を通じて、世界の女性たちや子供たちを支援しています。
自分の意見を言えるようになるまで長い時間がかかりました。ようやくそれを手にしたのですから、もう黙ってはいません
ーーマデレーン・オルブライト
「Harper's BAZAAR」より翻訳引用
オルブライトは1997年から2001年までビル・クリントン大統領の国務長官を務めました。
男性をびびらせていることなんて気にしていません。私を怖いと思うようなタイプの男性には、私は全く興味がないのですから。
ーーチママンダ・ンゴズィ・アディーチェ
「Harper's BAZAAR」より翻訳引用
ナイジェリア出身の作家、37歳のチママンダ・ンゴズィ・アディーチェ。奨学金を得て19歳の時アメリカに留学。それ以後活発に執筆活動を続け、文壇で多くの賞を受賞しています。またTEDxでもフェミニズムについて語っています。
多くの女性がフェミニズムとは男性に立ち向かうことだと思い、異性とうまく関係を築けないでいます。でも、フェミニズムというのは平等と人権の問題なんです。私にとって、フェミニストであることは自分のアイデンティティの大事な一部なんです。
ーーレナ・ダナム
「Harper's BAZAAR」より翻訳引用
レナ・ダナムは人気ドラマ『Girls』で女優、脚本家、プロデューサー、監督として活躍しています。まだ20代ながら、確立された意志をもっている点は尊敬の念すら感じます。
男性に対して優位を求めているのではなく、公私において同等のパートナーとして、人と人との対等な関係を築くこと。そして、女性であることを肯定し誇りに思うこと。それが彼女たちの言うフェミニズムなのです。
ちょっと元気がほしい時にはパワフルな女性たちの応援の声に耳を傾けてみましょう。
(ぬえよしこ)
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