いくつになってもキュートなジュリア・ロバーツ。

なかでも、私たちがかつて夢中になったのが、映画『プリティ・ウーマン』です。

エリート実業家・エドワードの気まぐれから始まった娼婦ヴィヴィアンとの生活が、いつしか本物の恋に変わっていき......というシンデレラストーリーは、90年代の映画アイコンとして今なおしっかり記憶に残っています。

25周年で知られざるエピソードが語られる

映画公開から『プリティ・ウーマン』は今年で25周年。それを記念して、先日、ジュリア・ロバーツとリチャード・ギアを含むスタッフが一堂に会したというニュースが伝えられました。

主役の2人の他、ゲイリー・マーシャル監督、ホテル支配人役のヘクター・エリゾンド、ヴィヴィアンの友人キット役のローラ・サン・ジャコモなどが集結しました。

思い出話に花が咲くなか、25年という時がたっても今なお輝きを失わない主役のふたりに周囲は大絶賛だったとか。そんな映画『プリティ・ウーマン』、実は知られざるエピソードがたくさんあると言われています。

ポスター写真は合成だった

映画用ポスターの主役ふたりの写真、ジュリアの身体部分は実は女優のシェリー・ミッチェル。頭部分だけジュリアの写真が合成されている。

news.com.au」より翻訳引用

DVDの表紙にもなっている、ジュリア・ロバーツがリチャード・ギアのネクタイを引っ張っているあのツーショット。ふたりの身長差があまり変わらず、ジュリアがブーツをはくとリチャードよりも高くなってしまい、バランスが悪くなるため差し替えが必要だったと言われています。

ジュリア・ロバーツが主役ではなかった!?

ヴィヴィアン役は当初、ミシェル・ファイファー、メグ・ライアン、モリー・リングウォルドなどがオファーされていたが、全員断ったためジュリア・ロバーツになった。

news.com.au」より翻訳引用

当初、原作ではヴィヴィアンは麻薬中毒の娼婦でした。

そのせいか、なかなかヴィヴィアン役が決まらなかったようです。

そんな中、最終的に白羽の矢が立ったのがブレイク前のジュリア・ロバーツ。この映画で一躍トップ女優に躍り出たのは誰もが知るところです。

ちなみに、エドワード役は当初アル・パチーノやシルベスター・スターローンなどが打診されていたそうです。

今となってはジュリア&リチャード以外考えられない組み合わせなので意外です。

あの有名なシーンはリチャードのアドリブから生まれた

エドワードがネックレスをヴィヴィアンに見せるシーン。ジュリア・ロバーツの体調がすぐれなかったため、リチャード・ギアがわざと即興でジュリアの手を宝石ボックスで挟んで笑わせた。

news.com.au」より翻訳引

印象に残るネックレスを渡すシーン。ジュリアが驚いて大きな口を開けながらチャーミングに笑うところが印象的でした。自然な演技の裏には、こういったキャスト陣のアドリブがあったのです。

名作のピアノシーン、弾いていたのはリチャード本人

有名なセックスシーンの前のピアノ演奏は実際にリチャード・ギアが弾いていた。また、彼は自分が作曲したオリジナル曲も映画の中で披露していた。

news.com.au」より翻訳引用

実はエンディングタイトルに作曲者リチャード・ギアの名前があるように、この映画ではリチャード自身が作曲した曲を本人が弾いています。

また、ピアノの美しい音色に惹かれてやって来たヴィヴィアンとそのままピアノを台にして身体を重ねる有名なシーン......あの時の音色もリチャード自身の演奏でした。

当初は映画の内容もタイトルも暗いものだった

映画のタイトルは当初『プリティ・ウーマン』ではなくヴィヴィアンの週の契約金額を意味する「$30000」というタイトルだった。

news.com.au」より翻訳引用

原作は、ある実業家と麻薬中毒の娼婦の出会いと別れを荒廃的に描いた物語だったと言われています。ストーリーの変化と共に、味気のない「$3000」というタイトルがロマンチックなものへと変わっていったようです。結果的には、方向性を変えたからこその大ヒットのような気がします。

以上、今だから語られる『プリティ・ウーマン』トリビアの数々。25年前のあの頃に思いを馳せながら、またはこんなエピソードがあったのかと楽しみながらDVDを再び観るのもいいかもしれません。

news.com.au

photo by Getty Images

(奥井亜輝)

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