がんばって1日の仕事を終えた後に飲む、良く冷えた1杯のビール。苦みと爽やかさが広がり、喉だけでなく気持ちも潤してくれるようで「大人になってよかった!」と思う瞬間です。

アルコールの中では、ワインの健康効果がよく知られています。でも、実はビールにも知られざるうれしい効き目があるとのこと。海外サイト「POPSUGAR」の中から紹介します。

週に1、2杯で心臓まひのリスクが低下

"スウェーデンで最近発表された研究によると、週に1、2杯のビールを飲む女性は、大量に飲酒する人、もしくはまったく飲まない人よりも心臓まひになる確率が30パーセント低いことがわかりました。"

POPSUGAR」より翻訳引用

こちらの研究は、1,500人の女性を対象に50年間かけて行われました。ポイントは週に1、2杯と限定されていること。それ以上でも、それ以下でも効果はないようです。毎日飲むのではなく、週末の夜だけにしたり、おかわりはしないでグラスに1杯を大事に楽しむようにしたいものです。

骨密度の強化

"ビールは、骨を強くすることも明らかになっています。ただし、1日に2杯以上飲むと、逆効果であることに注意が必要です。"

POPSUGAR」より翻訳引用

女性が気をつけたい骨粗しょう症。カルシウムやビタミンDのサプリメント、エクササイズなどの対策がよく推奨されていますが、スペインで1,700人の女性を対象にした研究結果では、ビールを適量飲む女性は、まったく飲まない人よりも骨密度が高かったそう。

ただしこちらも、上記と同じように1日に1杯程度の条件つき。もっと飲みたいな......。ぐらいで止めておくのが正解です。

抗酸化物質で免疫力アップ

"ギネスビールは、免疫力を高める抗酸化物質を含んでおり、記憶力も向上させます。色の濃いビールは、少量の鉄分も含んでいます。"

POPSUGAR」より翻訳引用

抗酸化物質=ワイン、と思っていましたが、ビールも同様だったのです。アンチエイジング効果が期待できるのは、女性にはうれしい限り。最近では色も味も濃い目のクラフトビールが人気ですが、抗酸化や貧血防止のためにも歓迎すべきトレンドといえるかもしれません。

エクササイズ後の疲労回復効果

"暑くて汗をかいたときのビールはクールダウンにぴったりな一方で、アルコールが身体の水分を奪ってしまいます。ところが、製造方法を変えることで、ビールはエクササイズ後の疲労回復にとても良い飲み物になりえます。"

POPSUGAR」より翻訳引用

そういえば、この間走ったハーフマラソンのゴール後に地元産のビールをふるまうビアガーデンが用意されていました。そのときは気づきませんでしたが、喉の渇きを癒すだけでなく、失われたエネルギーや栄養分を補給するスポーツドリンクとしての意味もあったようです。

アルコール分で身体から失われる水分を補給するため、エクササイズ後に普通のビールを飲むときはミネラルウォーターをセットで用意しておくと良さそうです。

飲み過ぎは禁物

「酒は百薬の長」というものの、ビールといえばカロリーが気になるし、楽しみではあっても身体にプラスであるとはなかなか思いませんでした。これからはごほうびの1杯がますます美味しく感じられそうです。

ただし、どの研究でも飲みすぎは禁物という結果であることに注意が必要です。体重増加を避ける意味でも「適量を楽しむ」ことをお忘れなく。

POPSUGAR

image via Shutterstcok

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