今回は、おすすめの3本のウイスキーと、そのおいしさを十二分に引き出すちょっと新しい飲み方を食メディア「FOODIE」から紹介します。
1本目は、スモークしていない大麦を使い、少量生産で丁寧に作られたシングルモルト「アイル・オブ・アラン」です。ハイボール、水割り、ロック、ストレート、どの飲み方でもイケる万能な1本ですが、
ぜひ試してほしい 『飲みどころ』は、ストレート+水を数滴という組み合わせ。まずはそのまま香りや余韻を楽しんだ後、水を1、2滴垂らすと、パッと開くシトラスの華やかな香り......。この変化は、本当に見事です!
「FOODIE」より引用
数滴の水で香りが変化するなんて、化学実験のようですね。 香りを楽しむために広口のグラスで、じっくり違いを感じてみたいです。使う水はミネラル分が少ない「軟水」を。余計な雑味が出ず、よりまろやかな味に仕上がるそう。
「タリスカー」のハイボールに黒胡椒をプラス!タリスカー10年(700ml)/スコッチ・シングルモルト4,968円(税込)2本目は、荒々しい海に囲まれている蒸留所の立地が、爽やかな飲み口を生んでいる「タリスカー」。スコットランドはスカイ島にある「タリスカー蒸溜所」で製造されています。一層爽快にいただけるタリスカーのハイボールは「タリソー」という名前でバーなどで親しまれていまが、
『タリソー』にブラックペッパーを振りかけると、タリスカーの持つ潮気と辛みがマッチして味がキリっと締まり、さらにおいしくなります。飲み慣れたハイボールとの違いを感じてほしいですね
「FOODIE」より引用
お酒に黒胡椒を振るなんて! きっと、はじめに試した人はワイルドな島の男ですね。また、ウイスキーといえばスモーキーフレーバーとも呼ばれ、好き嫌いの分かれるピート香ですが、タリソーの強すぎないピート香は、きっとその魅力に気付かせてくれるはず。
3本目は、国産シングルモルトの「駒ヶ岳」で有名な本坊酒造が製造するブレンデッドウイスキー「繋<つなぐ>」。スッキリとした香りとまろやかな熟成感が両立した親しみやすい味わいです。そんな「繋<つなぐ>」のおすすめの飲み方は「ミスト」。ウイスキーでは、あまり馴染みのない飲み方ですが、
ミストとは、ロックグラスにクラッシュアイスをたっぷり入れて、ウイスキーを注ぐ飲み方のこと。爽やかな香りがさらに引き立ちます。クラッシュアイスはスーパーやコンビニなどで購入できるので、家での晩酌でもおすすめ。
「FOODIE」より引用
冷えたグラスの表面を幻想的に覆う霧、だからこの飲み方をミストと呼ぶのだそう。暖房の効いた、暑いくらいの部屋で飲むミストは至福でしょう。ウイスキーと言えばハイボール一辺倒でしたが、まだまだ色々な飲み方があるのですね。
記事で紹介しているウイスキーは、伊勢丹新宿店本館地下1階=グランドカーヴで取扱いがあります。
[FOODIE]
文/織田愛
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