1日の充実度を左右するのが、朝の過ごし方。

バタバタと家を出て通勤中もなんとなくイライラ、なんて日は、結局、1日調子が出なかったということはよくあります。

逆に、気持の良い朝を過ごせば1日の満足度も高い気がします。

そこで、1日の良いスタートを切るためにおすすめなのが、朝のメモ習慣。朝起きたら、次の2つの項目をメモに書き出してみましょう。

日常生活の中で感謝すること

ひとつ目は「日常生活の中で感謝すること」。日々の生活のなかでお礼も言わず、当たり前のように受け取っている恩恵をふり返り、3つ書き出します。

アメリカより貧しくても幸福感が大きい国があるのはなぜでしょう? それは、アメリカ人に比べて、持っているものに感謝する気持ちが強いからです。『Ruby on Rails』の作者でBasecampの創始者David Heinemeier Hansson氏(DHH)が書いた「The Day I Became a Millionaire(私が百万長者になった日)」というタイトルのブログ記事が話題になっています。DHH氏は、「百万長者になる前のほうが自分は本質的に幸せだった」ということに気づきました。そして、彼の持っているものが富を築く以前から幸せをもたらしてくれていたことに対して感謝するようになりました

ライフハッカー[日本版]」より引用

当たり前だと思ってたことに感謝するとき、今までの自分は、自分で思っていたより実はずっと幸せだった、ということに気がつけます。すると、あなたのこころは穏やかになるだけでなく、その日、周りの人があなたにしてくれる、ちょっとした親切にもよく気が付けるようになります。そのことは、周りにいる人にも良い影響をおよぼすことでしょう。

今日をすばらしいものにしてくれると思うこと

次に「今日をすばらしいものにしてくれると思うこと」を3つ書き出します。

大切なのは、自分でやれることだけを選ぶこと。ジムに行くことでも良いし、報告書を完成させることでも良いし、パートナーをデートに誘う、ということでも良いです。そして、3つの「今日をすばらしい日にしてくれること」を達成することだけに意識を集中します。すると、かなり高い確率で達成感を持って1日を終えることができるでしょう。

朝起きてその日やることをリストアップする人は多いかもしれません。でも、沢山の「やらなければいけないこと」の中で、あなたにとって本当に本当に重要なことはそう多くありません。「今日をすばらしいものにしてくれると思うこと」というカテゴリーはこの「本当に本当に重要なもの」を選別してくれる問いかけです。

「日常生活の中で感謝すること」と「今日をすばらしいものにしてくれると思うこと」をそれぞれ3つをメモするのにかかるのは5分ほどではないでしょうか。でもきっと、なんともいえない温かな気持ちを1日中保つことができるはずです。

ライフハッカー[日本版]

image via Shutterstock

文/カフェグローブ編集部

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