いつまでも色褪せることなくファッション界に君臨するモデル、ケイト・モス。

167cmとモデルとしては小柄な身体、そして離れた目。

完璧とは言えないルックスながら、少女のように繊細な唯一無二の魅力で輝き続けています。

彼女がファッションブランド「エキプモン」とのコラボレーションを記念してインタビューに応えました。

インタビュー嫌い。でもじつはおしゃべりな42歳

ケイトがインタビューに応えるのはまれだと言います。というのも、かつての恋人であったジョニー・デップの忠告をいまでも守っているから。

彼は名声について「決して不平を言わず、決して説明するな」とケイトに教え、彼女は今日までそれを守ってきました。そのため、まさか42歳の彼女がおしゃべり好きだとは誰も思っていないでしょう。

事実、彼女は「話し過ぎてしまうから」インタビューは苦手だとか。しかし、じつはとても話し上手。糸を紡ぐように南ロンドン訛りで話し、面白い逸話を魅力的に話す才能があるのです。

「NET-A-PORTER」より翻訳引用

ジョニーの言うように、自分の思った通りには伝わらないこともあるので、多くを語らないほうが賢明な場合も。

ケイトといえば焦点が定まらないような目と尖った唇のアンニュイな表情が思い浮かび、とてもいきいきとおしゃべりを楽しむタイプには見えなかったのですが、ミステリアスなカリスマに親近感を覚えますね。

娘いわく「ママは誰より厳しい」

「エキプモン」のキャンペーン撮影は、コッツウォルズにあるケイトの自宅で行われました。毎週末、彼女はこの家で過ごし、ときには彼女のゴッドドーターたち(洗礼上の被後見人)が遊びにきて、ケイトは靴を譲ってあげることも。

私は(彼女らを)しっかり監視してるわ。ママ・ケイトのようね。わたしはとてもたくさんのゴッドドーターがいて、厳しいけれど彼女たちはそれを好んでいるように思うわ。(ケイトの実子、ライラ)が言うには他のどの両親よりわたしは厳しいとか。

「NET-A-PORTER」より翻訳引用

若いころは片手にワイングラス、煙草をくゆらせ毎晩パーティをはしごしているようなイメージがあった彼女。

こんな風に家庭的な部分を聞くと意外です。しかも、教育なんて面倒くさいと言いそうなところ、じつは厳しいとはギャップがありますね。

少々口うるさくても、こんなおしゃれなゴッドマザーなら誰でも彼女のゴッドドーターになりたいはず。

いまは亡きプリンスやデヴィッド・ボウイとの思い出

ケイトといえば、フェスでのファッションスナップの常連。

歴代のボーイフレンドや現在のパートナーもミュージシャンと、彼女が大の音楽ファンというのも周知の事実です。

ドナテラ・ベルサーチの部屋でプリンスを紹介された際は、自分もモデルとしてもてはやされていたにもかかわらず、舞い上がってしまって彼を見ることもできなかったとか。また先日他界したデヴィッド・ボウイとは誕生日にメッセージを送りあう仲だったようです。

(亡くなった)リー・マックイーンのようにボウイはいつもわたしを支えてくれていると知っています。あなたを信じてくれる人たちのように。

「NET-A-PORTER」より翻訳引用

永遠のロック少女で、ファッション業界定番のヘルシーなランチでなく「チーズバーガーとポテト」を好むケイトは、ゴージャスなスーパーモデルたちのなかにあって異彩を放つ存在であることは確か。

そんな等身大の彼女を表現したボーイッシュで、少しセクシーなアクセントもあるという彼女と「エキプモン」のコレクション。

彼女のユニフォームと言えるブラックコーデにカーキのジャケット、お気に入りの稲妻やレオパードのプリントを施したアイテムは、大人の女性の日常にもフィットしそうで注目です。


[NET-A-PORTER]

photo by Getty images

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