青い炎が見られるのは、深夜から朝日がのぼるまでの限られた時間のみ。また、天候によっては見えない日もあるのだとか。それでも、この光景を求めて、世界から多くの旅人がイジェン山を目指して訪れています。
美しいものを見るにはそれなりの準備も必要ホテルからの眺め
まわりは美しい田園風景が広がる
スタート時は真っ暗
火口付近
青い炎と撮影する人々
青い炎が見られるのが朝までということで、イジェン山への登山は深夜にスタートします。登山口にはロッジもありますが、私たちは近くの「イジェン・リゾート&ヴィラ」に宿泊し、そこから車で向かうことにしました。
登山を開始したのは深夜1時30。途中で休憩地点もいくつかありますが、タイムリミットもあるので、先を急ぎます。
朝3時30分。ようやく頂上に到着! と思ったら、ここからが大変。炎が見られるのは火口付近なので、次は火口まで下ることになります。
そして、火口付近に到着したのは朝の5時でした。
イジェン山の青い炎のもとになっているのは、硫黄。
山頂からの景色
働く人々
下山の際は、ようやくいろいろと見えてくる
青い炎で有名になりつつあるイジェン山ですが、硫黄採掘のための山でもあります。深夜にも関わらず採掘する人々とすれ違い、衝撃を覚えました。また、彼らが硫黄を運ぶ荷台が、自力で登山するのが困難な人の人力タクシーになり、火口付近へのサポートも彼らが助けてくれるので、体力的に自信のない方におすすめです。
この日の青い炎の噴火口は2か所ほど。数時間かけて登っても、見られないかもしれない!? と聞いていただけに、見られて本当に良かったです。硫黄の匂いや、働く人々、その脇を青い炎を目指して世界各国からやってきた旅行者などが入り混じった光景は、とても不思議な空間でした。
下山する際は、暗くて見られなかった景色が目に入ります。エメラルドグリーンの火山湖の様子や遠くに広がる田園風景など、静かな景色も美しく、青い炎ではなく、火山湖を目指して登っている人たちとも多くすれ違いました。
ホテルに戻ったら、朝食タイム。トレッキングでおなかもすいて、いつもよりもぐっと朝食がおいしく感じました。
普段は目にしないような光景を旅することで、いろいろな発見が待っているはずです。
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イジェン山で神秘的な体験をしたら、バリ島のリゾートでリフレッシュ。そんな楽しみ方がおすすめです。
[イジェン・リゾート&ヴィラ,ザ・ワンダフルインドネシア・トラベルパス]
取材協力:インドネシア共和国観光省/ガルーダ・インドネシア航空
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