肩まで届くさらりとした金髪に大きな碧眼の美少女「クリスタ・レンズ」。ファンや作中の同期たちから「女神」と称されるほど、その人気は絶大です。
その外見の可愛らしさと、特異な存在感によって支持される「クリスタ・レンズ」の魅力をご紹介します。

【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】

■献身的な優しさと心癒される笑顔

 ひとことで言うなら“皆のアイドル”です。104期訓練兵団は、ミカサやアニ、サシャなど個性的な女の子がたくさんいますが、クリスタは104期の男子諸君の心のオアシス。疲れ果てたサシャを介抱してあげたり、怪我をしたライナーの手当てをしてあげたり、ここぞというときに発揮される気の効いた優しさが、男女問わず心を捉えるのです。
アルミン、ジャン、ライナーが、巨人との遭遇により壁の外で馬を失い途方に暮れていた際には、その危機的状況を察知し、馬を引き連れ彼らを助けに現れるクリスタ。3人の無事を涙ながらに喜ぶクリスタはまさに「女神」であり、そりゃ「結婚しよう・・・」とも思いますよねとライナーに共感してしまうのです。

■喧嘩し深まってゆくユミルとの友情

 多くの人から好意を寄せられているクリスタですが、彼女は基本的にはみんなに優しい八方美人タイプ。そんなクリスタが、唯一特別扱いをするのがユミルです。クリスタとは正反対の、きつい物言いと狡猾な行動。しかし、クリスタに対してだけは過保護といってもいいほどの愛情を注いでおり、様々な困難を乗り越えるたびに2人の信頼関係は深まっていきます。
本音を隠し自分を偽って生きてきたクリスタは、ユミルと時にぶつかり合うことで自分の殻を破っていきます。そんなユミルとクリスタが引き離されることになった時、2人のお互いへの想いが錯綜します。それでも相手を思いやるクリスタとユミル。詳しくは本編を読んでください!ユミルのためなら時に非情になれるクリスタ。そんなところも素敵なのです。

■謎多き少女クリスタ・レンズ

 物語が進むにつれ、クリスタの立ち位置はどんどん変わっていきます。
ネタバレしてしまうので詳しくは言えませんが、彼女の存在が本作にとってとても重要であることは間違いありません。クリスタについての謎が明かされていくにつれ、彼女の内面にも変化が訪れます。みんなに気を使う優等生であったクリスタは、正直で素直な強い女性へと成長していきます。この変化を、本人は今までが偽善であっただけだと認識しているのですが、きっとそんなことはないはず。自らの運命を受け入れ、自分のために人類のために戦う彼女は、誰よりも優しくやっぱり女神なのだと思うのです。

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★記者:おのえ(キャラペディア公式ライター)

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