佐倉市飯野の自然体験施設「佐倉草ぶえの丘」のバラ園で、約1250種2500株のバラの花が咲き始め、来園者を魅了している。きょう10日からは毎年恒例のイベント「ローズフェスティバル」が開幕。
期間中は開園時間を通常より1時間早めており、早朝に咲いたみずみずしい花の姿や甘い香りを楽しむことができる。
 同園は、貴重な原種やオールドローズをはじめ、世界各地のバラを植栽。日本の風土に適した育種に注力した故鈴木省三さんのコレクションなどもある。
 バラは種類や植栽場所ごとに順次開花中。今月中旬ごろに最盛期を迎えるという。松戸市から訪れた花井智子さん(65)は「香りも良く、ゆっくりとした気分でバラを楽しむことができた」と笑顔を見せた。
 ローズフェスは6月1日まで。期間中の開園時間は午前8時~午後6時(入園は同4時半まで)で、高校生以上410円、小中学生100円。バラに囲まれて音楽を楽しめる各種コンサートなどが開かれる。
 同園の担当者は「さまざまな種類のバラがあるので、じっくり散策しながら、香りも比べてみて」と来園を呼びかけている。問い合わせは草ぶえの丘(電話)043(485)7821。
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