同市環境管理課によると、同日午前8時55分ごろ「雷や花火のような音がする」「家やガラス、サッシが揺れる」などの電話が市民からあったという。
同課で原因を調べたところ、三井化学市原工場(同市千種海岸)の煙突からガス燃焼時に発生する炎が目視できたため、電話で同工場側に作業量を抑えるよう求め、その後、職員が直接同工場に出向いて再度要請。同工場側が応じたという。
同課によると市民の苦情などは午前中に32件あり、居住地域は千種や五井、光風台など広範囲にわたったという。
この燃焼作業は、施設などで発生した余剰ガスを焼却・無害化するもの。この際に炎が発生する「フレアスタック」で火災を心配する声が上がることがあるが、振動や騒音などの現象は珍しいという。