九十九里町の片貝、不動堂海水浴場が1日、千葉県内で最速で開設された。初日は平日にもかかわらず、さっそく波の感触や日光浴を楽しむ海水浴客の姿があった。
両海水浴場の開設期間は8月31日まで。同町では例年四つの海水浴場が開かれるが、今夏は作田と真亀の両海水浴場は見込み客数の減少などの影響で開設されない予定。
 1日は海風が涼しく感じられる過ごしやすい天候で、海水浴客は砂浜にテントを張って房総の海を満喫した。八街市から片貝海水浴場に来た20代の男女は海で遊んだ後、砂浜で砂遊び。「少し風が寒かったけど楽しく過ごせた」と1年ぶりの海水浴に充実した様子を見せた。
 同町では昨年、4海水浴場に10万1919人が訪れた。同町商工観光課の担当者は「今年は作田と真亀海水浴場にはライフセーバーがいないため、片貝と不動堂の二つの海水浴場を楽しんでほしい。海の家なども利用してもらえたら」と来場を呼びかけた。
(増淵あかり)
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