同ホールは1992年の開学当初からある建物で、学生たちの休憩の場所として長年使われていた。昨今は備品の老朽化などが問題視されており、改装が必要となった。
同学科のゼミ生で定点観測や学生アンケートを実施。学生の意見を反映し、コンビニの混雑を緩和するセルフレジの導入や人の目を遮るフェイクグリーンの設置案が採用された。他には一人用の席やパソコンなどをつないで作業できるコンセントが設置され、学業に集中する環境が整えられた。
オープニングセレモニーで、倉林眞砂斗学長は「(学生ホールが)学生がお互いに刺激を与え合う場となることを願う」とあいさつ。ゼミ長で同学科4年の江口蒼央さん(22)は「大学内で過ごす時間が少ない学生が多いという問題意識があった。この場を通じて大学を盛り上げられたらいい」と期待した。
(増淵あかり)