16日午前7時50分ごろ、勝浦市大楠のJAいすみ勝浦ライスセンターで「1階に設置された乾燥機から出火した」と、職員から119番通報があった。夷隅郡市広域市町村圏事務組合消防本部によると、出火元とされる乾燥機と、同センター内にあった精米前のもみ約8トンを焼いたとみられる。
けが人はいなかった。火災は約6時間40分後の午後2時半ごろに鎮火が確認された。同消防本部や勝浦署が出火原因を調べている。
 同消防本部から消防車など緊急車両6台、地域からは消防団車両11台が出動して活動した。現場周辺は焦げた臭いが漂った。
 JAいすみ(いすみ市)によると、同センターには乾燥機が4台あり、そのうちの1台が燃えたという。乾燥機には前日に収穫したわせ品種「ふさこがね」が入っていたという。高地孝夫代表理事組合長(69)は「点検もしっかりやっていた。原因ははっきりしていない。ただ、農家にしっかり補償していかないといけない。大変申し訳なく思っている」と陳謝した。
(中田大貴、馬場秀幸)
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