「あなたは詐欺に遭っている。私が取り戻す」。
一度だました後、助けるふりをしてさらにだまし、計約1億2900万円相当の暗号資産をだまし取る-。船橋東署は18日までに、こうした手口のSNS型投資詐欺が発生したと発表した。
 同署によると、被害者は船橋市の自営業の男性(67)。1月上旬、投資会社関係者をかたる男から電話を受けて「暗号資産はもうかりやすいです」「やってみませんか」とLINE(ライン)へ誘導された。男性は指示に従い、暗号資産を送金。アプリ上ではもうかっているように見えていたが、アプリは架空だった。
 しばらくすると今度は投資関連会社の関係者を装う男から「あなたは詐欺に遭っている」「私がお金を取り戻す手続きをします」と電話があり、自宅に男を招いた。詐欺から助けてくれると思っていたが、実際には暗号資産をだまし取られていた。男性は、暗号資産残高が減っていたため男の名刺に書かれた会社に電話。だがそんな男はいないと言われ、詐欺と気付いた。
 投資関連会社の関係者を装った男は身長約170センチで、30歳ぐらい。体型は中肉で、短い黒髪だった。
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