野田市のインフォマージュアリーナ(市総合公園体育館)で20日、市制施行75周年記念事業の一環としてギネス世界記録「8時間で50メートルリレーを走った最多人数」の挑戦が行われ、見事新記録を達成した。1844人がバトンをつなぎ、2019年に北海道伊達市が樹立した1684人の記録を大幅に更新した。

 市内外に野田市が健康スポーツ文化都市であることをPRしようと市が企画。市内に在住、在勤、在学する小学生以上で、60メートルを想定標準時間の16秒以内で走れることを条件に参加者を募った。
 挑戦は午前9時にスタート。同市出身で東京五輪新体操日本代表の大岩千未来さん(24)を第一走に、8時間にわたり小中学生や市民、市職員らが力走し、スムーズにバトンをつないだ。午後5時半ごろ、無事ギネス認定が宣言されると、会場は大きな拍手に包まれ、参加者が安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 第一走者の大岩さんは「走ってみて、めっちゃ楽しかった」と笑顔。記録更新時の走者だった柳田莉奈さんは「本当にびっくりしている。うれしい」と目を輝かせた。
 自身もバトンをつなぎ、記録達成に貢献した鈴木有市長は「小学生からお年寄りまで参加してくれて本当に感謝。目標に向かって気持ちが一つになれた。新記録達成を糧に、さらに誇りを持てる野田市となるよう取り組む」と喜んだ。
(飽本瑛大)
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