2006年発表の同名作品をリメイクする『山犬』は、今年1月にCoccoを主演に迎えて上演された『ジルゼの事情』に続き、劇団鹿殺しを運営するオフィス鹿がプロデュースする第2弾公演。
出演者は丸尾をはじめ、過激な演説芸などを続ける鳥肌実、女優・作家として活動を続け初舞台に挑む森下くるみ、2006年にフランスのダンスコンテストで優勝したブレイクダンサーのISOPPら。なお、同作は8月21日から大阪のABCホールでも上演される。オフィシャルサイトでは、チケットの特典付き先行販売を5月25日まで受付中だ。
【鳥肌実のコメント】
私、舞台の芝居は15年ぶりですが日常生活では常に芝居をしておりますのでそのへんのブランクは問題無いかと思います。たまには普通の人を演じてみたかったのですが、やはり今回の役も異常人物でした。現在本番に向けハードな筋トレをやっておりますが、台本を読んだところあまり動かない役のようですのでストレッチだけに切り替えようと思っています。芝居はまだまだ初心者ですが森下くるみさんに迷惑をかけないよう稽古に精進したいと思います。
【森下くるみのコメント】
あの、アクティブで華やかでポジティブな演劇集団・劇団鹿殺しが、ホラーの世界を再びつくり上げるとのことで、何の因果でしょうね、その禁忌の世界に女子ひとりで挑むことになりました。物心ついたころから、ゾンビと幽霊と墓場と超能力と黒魔術と神社とスプラッターと妖怪とUFOと恐山と怪物と廃墟と人形と血飛沫と死臭と人肉と、とにかく、ドス黒くて哀しいものが大好きでした。ああ、滅多に見ることのできない悲劇と、いままで味わったことのないほどの恐怖が待っているといいな。そんなふうにして、心が躍っているところです。