Text by CINRA編集部
舞台『すべての幸運を⼿にした男』が11⽉14⽇から新大久保・東京グローブ座で上演される。
同作は、1944年にニューヨークで世界初演され、以降何度も上演されているアーサー・ミラーの初期作品。
デイヴィッド・ビーブス役を演じるのは、本格的なストレートプレイに初挑戦となる川島如恵留(Travis Japan)。
演出は『死と⼄⼥』(アリエル・ドーフマン)の世界初演で『ローレンス・オリヴィエ賞』最優秀作品賞を受賞したリンゼイ・ポズナー。⽇本での演出は『⼗⼆⼈の怒れる男』『みんな我が⼦』に続き3作⽬となる。
チケットの一般販売は10⽉13⽇10:00からスタート。
【リンゼイ・ポズナーのコメント】
東京で演出を⼿がけるのは今回で3回⽬となりますが、本当に楽しみにしています。⽇本の観客の皆さんが、アーサー・ミラーの作品に深い関⼼を持っていらっしゃると思いますので、なおさら楽しみでなりません。
『すべての幸運を⼿にした男(The Man Who Had All the Luck)』はミラーの初期の作品ですが、家族関係の⼒学や登場⼈物たちが直⾯する道徳的な葛藤の描き⽅には、ミラーという劇作家の成熟した名作群の芽⽣えをすでに感じることができます。
そして他のすべての作品と同様に、ミラーは個⼈的な問題だけでなく、社会全体や政治の在り⽅にも⽬を向けています。
すでに素晴らしい才能の持ち主である如恵留さんともお会いして、この作品に取り組み始めることができたのも幸運でした。初対⾯からすぐに意気投合できたことからも、このコラボレーションが実り多く、楽しいものになることは間違いないと感じています。
⽇本の演劇ファンの皆さんにとって、『すべての幸運を⼿にした男』が、とてもスリリングで引き込まれるような舞台体験となり、ご⾃⾝の⼈⽣とも深く重なるものを感じていただけるのではないかと期待しています。
【川島如恵留(Travis Japan)のコメント】
お話をいただいた時、まさに幸運を⼿にしたなと感じました。嬉しさと⼀緒に、この幸運を⼿放さないように精進したいと強く思いました。
初めての単独主演舞台となり緊張もしていますが、共演者の皆様と⼀丸となって、みんなが作品の主⼈公だと思ってみんなで盛り上げていきたいです。Travis Japanらしく「チームみんなが座⻑」を⽬指して⾏きたいなと思います。
舞台上からお芝居だけで作品を届け、お客様の⼼を揺さぶるという事は、僕にとって初めての挑戦となります。
メンバーにも「舞台が映える!」と⾔ってもらえるように、ひと回りもふた回りも違った厚みを出してTravis Japanにも還元していきたいです。
劇場で皆様のお顔を眺められる時間を楽しみにしていますし、この作品を通して役者として成⻑した川島如恵留をお楽しみいただけると嬉しいです。同じ空間で同じ時間を過ごしたいなと思っています。ぜひ皆さんもチケットを「掴んで」いただいて、劇場にお越しいただけたら嬉しいなと思っています!ぜひ観にきてください!