NHK朝ドラ『ばけばけ』主題歌はハンバート ハンバート。8月...の画像はこちら >>



Text by CINRA編集部



NHK2025年度後期連続テレビ小説『ばけばけ』の主題歌がハンバート ハンバート“笑ったり転んだり”に決まった。



第113作目の連続テレビ小説となる『ばけばけ』は、明治時代の松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの物語。

外国人の夫ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とともに「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦を描く。小泉セツをモデルにした松野トキ役に髙石あかり、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルにしたトキの夫・ヘブン役にトミー・バストウがキャスティング。9月29日放送開始。



ドラマ放送に先駆けて、8月26日放送の『うたコン』で主題歌を初披露。ゲストの髙石あかり、トミー・バストウが見どころを語る。



【佐野遊穂(ハンバート ハンバート)のコメント】
朝ドラ主題歌?!と聞いた時は驚きましたが、その舞台が松江と聞いて、またびっくり。
昔から何度もライブに訪れて、たくさん思い出のある場所です。そして、物語にぴったりのとても良い曲ができたと思っています。たくさんの人に聞いてもらえたらうれしいです。



【佐藤良成(ハンバート ハンバート)のコメント】
はじめはどんな曲を作ったらいいものか悩みましたが、曲作りは考えすぎるとかえってよくないので、モデルとなった小泉セツさんの『思い出の記』をただただ繰り返し読み、自分がセツになったつもりで一気に作りました。



【制作統括・橋爪國臣のコメント】
『ばけばけ』の主題歌を作るにあたって、トキとヘブンの二人のありのままの空気感を飾らずに歌にしてくれる方にお願いしたいと思っていました。ハンバート ハンバートのお二人は、まるで芝居をしているかのようにその世界に溶け込み、ありのままを曲にできる方だと思います。

お二人がつむぎ出してきた数々の曲のように、『ばけばけ』でもドラマの世界観をそのまま主題歌にしてくださるだろうと思い、お声がけしました。良成さんと遊穂さんが同じように歌っていても、重なるようで重ならない、それはトキとヘブンの関係のようだなと感じています。
楽曲制作にあたっては、セツさんが記した「思い出の記」を何度も読んでもらい、松江でゆかりの場所を訪ね、スタジオの撮影にも足を運んでもらい、ドラマの世界にたっぷりと浸っていただきました。そうして出来上がってきた曲を聞き、ただひたすら感動しました。「笑ったり転んだり」は何度聞いても飽きがこない曲です。聞くときの気分で、よりそってくれる時もあれば、はげましてくれる時もあり、泣ける時もあれば笑えるときもある。聞くたびに違って聞こえる歌です。ドラマの中で流れて、すっとしみ入るように心に入ってくる、そんな主題歌をいただけたと思います。

編集部おすすめ